2010年06月30日

The Boys Are Back in Town

2010 FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA
日本代表0−0パラグアイ代表(PK3-5)

日本代表のワールドカップが終わりました。
ヘタクソながらも、不器用ながらも走り続け、仲間と助け合い、互いに鼓舞し合い、戦い続けた僕らの代表はワールドカップという舞台から去ります。

本当に残念です。
世界最高峰のフィエスタにこれ以上参加する事は許されないのだと思うと、虚脱感でいっぱいになります。
もっとこの歓喜を味わっていたかった。
冒険のスリルに身を震わせていたかった。

でも僕は、僕らの代表を誇りに思います。
「これが僕たちが今できる最高のフットボールなんだ!」
と胸を張って世界中に見せつけた選手たちとスタッフ。
そんな彼らの姿に、今大会何度心を震わせたことか。

試合後、涙を流し、肩を抱き合う彼らを見て、
「あぁ、このチームは本当にいいチームだったんだな…」と確信しました。
こいつらにもっと試合をさせてあげたかった…。

僕にとっても、これほどまでに代表に心を奪われたのは98年以来でした。
大久保も、遠藤も、中沢も、浦和で色々ゴタゴタのあった闘莉王ですら、「俺たちの代表」として見る事ができたのは、
それだけ彼らが素晴らしい闘いを見せてくれたからでしょう。

今回の代表はこれから先、長く愛され続け、語り継がれる代表になるに違いありません。
そして今後、「あの時の代表はこうだった」とか「2010年はここまでできた」というように、この代表が未来の日本代表のスタンダードになる可能性も大きいのではないでしょうか。

選手やスタッフは悔しさでいっぱいでしょう。
もっとできたはずという想いはとめどもないはずです。
でも、胸を張って帰ってこい。
君たちの事を、みんなが待っている。

最後に、駒野。
泣くのは今日だけにしとけ。
いつまでもメソメソしてやがったら、
俺たちのアタッカーがおまえのサイドからえぐってやるから覚悟しとけよ!
ワールドカップという舞台で、
PKキッカーを務められるほど勇敢な君と、
Jリーグで再会できるのを楽しみにしています。




ラベル:日本代表
posted by キョー at 20:56 | TrackBack(0) | フットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月25日

告白記念日

というわけで、今日はワールドカップの為に有給を取っていたので、
日本代表が決勝トーナメント進出を決めた後、
そのまま寝ずに映画を観に行きました。

その映画とは中島哲也監督の『告白』。
娘を殺された教師の復讐譚なわけですが、
これが本当に凄い映画でした。

序盤、中学生の「糞ガキ」っぷり、自分一人じゃ何もできないくせに、
集団になった途端に無敵状態、
冷笑的で、でも同調的で、
狭い教室内に暴発寸前のエネルギーが充満しまくる様をこれでもかと見せつける。
そこにただ一人の大人である松たか子の冷温的な、しかしあまりに衝撃的な「告白」がかぶさる訳だが、
この時点では、中学生の姿はただただ「クソ」であり、
「とんでもない奴ら」であり、
松たか子の「告白」により、徐々に驚愕と焦りの色を濃くする糞ガキどもに対して「ざまぁ」という気持ちが沸き上がるのを抑えられない。

しかしその後、そんな「糞ガキども」の側にも、それぞれのドラマ(たとえそれが幼いものだとしても)がある事が描かれ、
その後も、登場人物たちの「告白」によって、複数のドラマが描かれるわけだが、
そんなドラマや想いが、ことごとくすれ違い、或いは衝突し、
その度に頭を鈍器で叩かれたと思ったら、下から顎を蹴り上げられる、
右頬を殴られたと思ったら、今度は左頬を…といった具合に
感情が揺さぶり続けられる2時間でした。

安易な「泣ける映画」が量産され、
実際、その類いの作品が多くの観客を集めている日本の映画状況において、
『告白』という、相当にえげつない作品が、
東宝配給で、大企業がスポンサーとして名を連ねる中で、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』という作品でメジャーフィールドで活躍する中島哲也監督によって作られ、公開され、かなりの観客を集めているという事実は、作品内容同様に衝撃的で、画期的な出来事ではないでしょうか。
今後の日本映画の流れを変えるんじゃないかと期待せずにはいられません。

ていうか、『ルーキーズ』とか『恋空』とか『余命一ヶ月の花嫁』とか『ごくせん』とか『20世紀少年』とか『矢島美容室』とか『踊る大走査線』とかいう映画を作った監督や関係者は、『告白』を観て土下座しなきゃいけないんじゃないか?
そんで潔く映画の世界から身を引かなきゃいけないと思う。
この作品を真面目に観たら恥ずかしくてもう映画なんか撮れないはずだよ。
自分が撮ってたのは何だったんだって思うはずだよ。

中島哲也が涙もろい世間と現在のヌルい邦画界に叩き付けた「映画監督としての証明」。
それが『告白』だ!









posted by キョー at 22:52 | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sky Blue Sky

2010 FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA
日本代表3−1デンマーク代表

いやすごい!本当に凄い!
日本代表が2002年以来、海外開催のワールドカップでは初めての決勝トーナメント進出を果たしました!

引き分けでも勝ち抜けという、一見有利に見えそうで
しかし、試合運びとしては非常に難しい条件の中で、
前半、2本のスーパーなフリーキックで先行し、
これ以上ないくらい理想的なゲームの展開。
後半PKで1点差に詰められましたが、
そこで「なんとか守りきらなくては」と受け身になり過ぎて
結局追いつかれ、逆転され…というのが今までの日本代表にありがちな姿であり、しかし、今日の試合ではそこから3点目を入れトドメを刺すという素晴らし過ぎる試合運び。
この3点目を穫れたというのは、マジで日本代表が、日本のフットボールがネクストステージに駆け上がった瞬間だったんじゃないかと(トーナメントに上がれたという意味ではなく)。
本当にこの瞬間は震えました。

いや本当にこの試合は過去の代表の試合の中でもベストマッチじゃないですか?

いや、それにしてもグループリーグ2勝1敗ですか…。どんだけの人がこの結果を予想できたか…w
今日一日はこの嬉しすぎる余韻に浸っていたいです。

さぁ、いよいよ次は決勝トーナメントです。
世界中でたった16カ国だけに与えられた特権を心ゆくまで味わいましょう。
お楽しみはこれからだ!




ラベル:日本代表
posted by キョー at 06:27 | TrackBack(0) | フットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月16日

Blue Heaven

2010 FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA
日本代表1−0カメルーン代表

さっそく世間が手のひらを返しまくってる訳ですが、
僕も謝っておきます。

岡ちゃん、ごめん!

今までの様々な経緯を考えれば、
選手も監督もまったく壊れてなかったというのは正直、大きな驚きでした。

それにしても素晴らしい勝利でした。
他の国の報道では「今大会最も退屈な試合」などとも報道されたようですが、
そんなこと言われても痛くもかゆくもありません。
日本は最高にエキサイティングでスペクタクルな試合をする必要はまったくないのです。
退屈でもなんでも勝てればいい。
守って守って数少ないチャンスを不格好でも泥臭くてもなんとかモノにする事が勝利への一番の近道…。日本代表はそういうポジションにいるチームです。
イングランド戦あたりから急に顕著になったことですが、
パスサッカーで相手を翻弄するという理想を捨て、ギリギリのタイミングで上記のようなリアリズムに立ち返ったのは正解だったと思うし、
そう考えれば、ここ最近のあまりに不甲斐ない戦いぶりも無駄ではなかったと言えるでしょう。
まさか全て岡田の計算通りという訳ではないでしょうが…。

そして、海外開催のワールドカップでの初勝利ですよ。
この偉業をどん底の、まったく期待もされていなかったメンバーとスタッフがやってのけた。
ゴールを決めた本田だけではない。ベンチを含めた全員がそれぞれにやるべき事を100%やり抜いたからこその結果。
頭を下げる意外に何ができるというのでしょう。
そのまとまりの象徴が本田のゴール後に見られたベンチ前での選手たちの歓喜の輪だったんじゃないでしょうか。

岡田のベンチワークも素晴らしかった。
選手交代も的確で、「ピッチ上の選手たちにメッセージを送る」という意味では
これ以上ないくらいに分かりやすい交代でした。

思えば4年前のオーストラリア戦、終盤まで1点リードしていたにも関わらず、
ジーコの曖昧なベンチワークで「あと1点狙うのか、守り抜くのか」の意思統一が図られないまま
屈辱の3失点逆転負けを喫したことは記憶に新しい。
その決して忘れることのできない苦い記憶を
同じような形から、今回は結果を出す事によって超越してみせた日本代表。
本当に素晴らしかった!
ラベル:日本代表
posted by キョー at 22:06 | TrackBack(0) | フットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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