2009年06月28日

Speak like a Child

この国の政治状況は酷い有様だ。
でも、ただでさえ酷い状況の中においても
その酷さにさらに輪をかけて酷い法案、ぶっとんだ法案が出てくるものだから困ってしまう。
例えば「共謀罪」とかね。

で、今は「児童ポルノ」だ。
児童に対する性的搾取を規制する事にはもちろん賛成だ。
児童が出ているポルノビデオ、雑誌なんてクソくらえだ。

最初に今回の法案に関して聞いたのは
いわゆる「二次元」と言われるゲーム、アニメ、マンガにも
その規制の輪を広げましょうという事だった。

僕にその手の趣味はないけれど、
まずこの時点で「んんん?」と思った。
実写によるビデオ、雑誌とは違って、
ゲーム、アニメ、マンガにおいては実際的な被害を被る児童はいない。
だがロリータ趣味の大人というのは(男女関係なく)実際にいる訳で、
「二次元」まで規制された場合、
そういった人たちの性的な捌け口はどこへ向うのだろうという疑問は
当然浮かぶわけで。

この時点で「これはないんじゃない?」と思っていたが、
社民党衆議院議員・保坂展人氏のブログを見て、
懸念は決定的になった。

保坂展人のどこどこ日記『Santa Fe』を1年間で処分すべしとする与党案に驚く

まず、宮沢りえの『Santa Fe』を児童ポルノであるか芸術であるかを断ずるのは
往々にしてその人の主観に左右されるものだろう。
例えば、僕は『Santa Fe』が出版された時、めちゃめちゃコーフンした。
だが、一方で巨匠・篠山紀信が撮影した紛れもない「芸術作品」であるという評もあり、
「へぇー」なんて思ったのを今でも憶えている。
だいたいエロと芸術なんてものは本来一体のものであると思うし、
それを厳密に選別しようとするのがおかしいのだ。

そして『Santa Fe』が児童ポルノに指定されたら、
ただ所持しているというだけで逮捕されるのだ(!)

どうも児童ポルノ規制推進派は
現行「児童回春・児童ポルノ禁止法」において定義されている、

「(児童ポルノとは) 
一  児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したもの

二  他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの

三  衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの 」

という条文をその根拠として、
単純所持をも逮捕対象とする事を狙っているらしい。

保坂氏は特に「三」を問題としているが、
本当にそうで、こうなるともはや「エロか芸術か」というのすら関係なくなってしまう。

性欲を刺激されるかなんてのは、あくまで個人の趣味、価値観、主観の問題であり、
法律の根拠としてはどこまでも薄弱だ。
とすると、「ただそこに子どもの裸が写っている」というだけで逮捕なんてのも十分予想されるのだ。
「一部を着けない」と書いてある所を見ると水着ですらダメという事もありうる。

先程も書いたが、僕にはその手の趣味はない。
が、裸の写真は持っている。

例えば、



CA280005-0001.jpg

『NEVERMIND』ニルヴァーナ。
はい、アウト〜。


例えば、




CA280006-0001.jpg

『GHOST HITS 95~99』SOUL FLOWER UNION
はい、アウト〜。

モロです。

こんなくだらない法律が通ろうとしているのだ。





posted by キョー at 22:20 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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