2009年08月10日

罪と罰

ここ数日というもの酒井法子の覚醒剤疑惑に日本中が踊りまくっています。
僕自信も非常に大きなショックを受けています。
過去、酒井法子のファンであったことはないけれど、
やはり世間で言われているように、
酒井法子には「清純派」というイメージがあったし、
こんな覚醒剤とかからは最も遠いところにいるイメージというか、
考えられなかった訳ですよ。
クラブに出入りしていてDJまでしてたとか、
レイブにも参加してたとか、
タトゥー入れてたとか、
今回の事で初めて知った訳だけど、
それを知ってたとしても「へぇー、以外とワイルドな一面があるんだね…」と思いはしても「ジャンキーなんじゃね?」と短絡はしなかっただろうし。
「だってノリピーだよ?」って、それくらいの存在な訳です。僕らの世代にとっては。
とにかく「酒井法子」と「覚醒剤」というのは、
とてもじゃないけど結びつくものではなかった。

さて、どうなんですかね。真相は。
不自然な事がとても多い。
最初、夫とともに職質受けた際に迎えに来た知人てのは誰なんだ?とか、
「逃げてたわけではなくて、動揺してどうしていいか分からなかった」というような事を言っているみたいだけど、
いやいや、覚醒剤反応が消えるまで逃げてたんでしょ?最初からそのつもりで手際よく衣類とかカップラーメンとか買い込んだんでしょ?とか、
山梨の携帯電波の件は何?とか、
実際はどこにいたの?誰といたの?とか、
子どもを知人に預けたとか、50万送金したとか、
わかってる範囲で事件全体を俯瞰してみても、とても1人のアイドルが全てやったとは思えない手際の良さです。
酒井法子の供述内容が報道されるたびに、「よく言うよ」と思ってしまうし、
起訴できるか微妙なんて言われると「うまく逃げたもんだ」と思う。

ここでいったん話題を変えます。

さて、いよいよ裁判員制度が始まりました。
この裁判員制度、僕は前から疑問を持っています。
なんか「より市民感覚に沿った司法実現のため」なんて事が言われていますが、
現在の司法の問題が「市民感覚に近いか否か」という事にあるとは僕は思いません。

・「人質司法」(自白しないと拘留期間がどんどん長くなる)
・「密室司法」(取り調べ室は密室であり、内部での取り調べでの過程が外部からはわからない)
・「代用監獄」(被疑者を拘置所ではなく、警察内部の留置所に拘留することにより長時間・連日の取り調べが可能)

これら日本の前時代的な司法の現実こそが問題であり、
またそこから生まれる「冤罪」こそ問題だろうと思うのです。
(詳しくはこことかここ

裁判員制度は冤罪の歯止めとなるでしょうか。

司法の大原則に「疑わしきは罰せず」とか「疑わしきは被告人の利益に」とか
「たとえ100人の真犯人を逃そうとも、1人の無辜を罰することなかれ」
といった考えがあります。

翻って今の日本はどうでしょう。
メディアも文化人も一般市民も「推定無罪」なんて言葉にまるで無頓着であるかのように
「疑わしきは罰するべし!」と声高らかに叫んでいるのが現実です。
これこそが「市民感覚」であるとするならば、
まさにこれからの日本は厳罰化の方向へ進むだろうし、
冤罪のバーゲンセールになりかねません。

「冤罪被害者になること、これほど恐ろしいことはない」(by ライムスター宇多丸)

さて、話は酒井法子の事に戻ります。
酒井法子関係の報道を見ても「推定無罪」の原則は無視されています。
「覚醒剤を使用した」と自白しても、自宅からDNAのついた吸引器具が見つかっても、
罪が確定する訳ではありません。
それなのに、誰も彼もがまるで酒井法子が極悪人であるかのように叩く。
そして、前半でも書いたように
その報道を見ている僕もまた…。
まったく最低のクズ野郎です。
エラそうな事を書いているわりに、このザマだ。

でもだからこそ裁判員制度の行く末を案じるのです。

まとまらないエントリーになってしまいましたが、
今日のところは以上です。


posted by キョー at 21:23 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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