2010年04月07日

旅の途中

●2010 Jリーグ第5節 浦和2−1湘南

いやぁ、めっちゃ楽しい!
楽しくて仕方ない!
1節毎に攻守の切り替えが速くなり、
縦方向の勝負パスやポジションチェンジが効果的になり(阿部、細貝の飛び出し!)、
それにともない横方向のチェンジサイドの意識も高くなり(ペナルティボックス左のポンテからファーに走り込んだ阿部へのクロス!)、
縦・横の効果的なパスがあるからこその宇賀神・高橋の突破が活き、
そこにエジミウソンのポスト及び突破が効果的に入り、
柏木もだいぶフィットしてきた。
まさに湘南を翻弄したと言っていい90分間。

チームが確実に成長していることを実感できる、これまでのリーグ戦。
輝かしい未来を予感しながら過ごすシーズン。ある意味、今がいちばん幸せな時期なのかもしれない。
2002年頃を思い出すような感覚。

僕のそんな感覚は、あるいは楽観的に過ぎるのかもしれないが、
課題はもちろん意識しながらも、このワクワクする感覚を今は楽しみたいと思う。
なんてったって、前後分断の、怪物ストライカー頼みのフットボールを数シーズンに渡って見せつけられ、それはそれで楽しませてもらったのだが(断っておきますが、僕はエメもワシントンも大好きでした。彼らの映像を今見てもやっぱり楽しいですし。ただ、フットボールの「型」という視線で捉えた場合、これでいいのか?という物足りなさはやはりあったわけで…)、フェノメノが去ったあとの迷走、戦術の不在からくる行き当たりばったりのフットボール、楽しさなど望むべくもないフットボールを更に数シーズン見せつけられた事を考えれば、望外の喜びと言っていい。

今のスタイルを更に向上・熟成させて、果たして夏場を乗り切れるかという不安はもちろんある。他のチームだって研究してくるだろう。このまま順風満帆でいくわけがないのは分かっている。

それでも僕は、たとえタイトルに手が届かずとも構わないと思っている。いや構わないは言い過ぎかもしれないし、タイトルは手にしたいけれど、それが今シーズンでなくてもいいと思っている。
僕は今シーズンタイトルを穫れないことで、フィンケと彼が目指すスタイルを失うことをより恐れる。
柏木も言っていたが、新たなスタイルを確立するためには3〜4年かかっても不思議ではない。
フィンケ体制になってまだ2年目。オフトの二の舞はもうたくさんだ。

ところが、「浦和は常に何らかのタイトルを穫るべきビッグクラブなのだから、今年タイトルに手が届かなければ、これ以上フィンケと契約を結ぶべきではない」という声が圧倒的に多いように思う。

ならば反論したい。いつから浦和は「ビッグクラブ」になったのか、と。確かに観客動員は多い。収入もダントツだ。だがもぎ取ったタイトルはカップ戦含めて数えるほど。せいぜい「強豪の部類に入る」程度だろう。
浦和がチームとして、「ビッグクラブ」の名にふさわしい強さを身につけるのは、まさにこれからなのだと思う。

その道程をフィンケとともに歩めれば、と思っている。

posted by キョー at 08:21 | TrackBack(0) | フットボール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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