2007年07月19日

サマータイム・ブルース

まず、今回地震に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、今回の地震で改めて「原発」という問題が浮き彫りになったように思う。
海外のメディアでは軒並み大きく報道されているにも関わらず、日本国内では不自然な程に申し訳程度の報道に終始している柏崎刈羽原発の件。更には当初は「小さな火事があっただけ」という発表であったと記憶しているのだが、そのあと「実は…」「実は…」と次から次へと被害状況が大きくなる一方で、結局「放射能漏れ」という重大な事実が明らかになったのだ。これでは、政府発表・東電発表を信用しろというほうが無理と言うモノだ。

普段はエントリタイトルの解説などしない当ブログであるが、今回は説明させていただく。今回のエントリのタイトルはRCサクセションのアルバム『カバーズ』収録の「サマータイム・ブルース」からとった。86年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに巻き起こった反核・反原発のうねりの中で発表されたアルバムで、「サマータイム・ブルース」はその中でも最も直接的に反核・反原発について歌っている。
この頃の原発推進派・賛成派の言い分としては「絶対に安全」「現実的に考えて原発は必要だ」というものだったと記憶している。
今回、その言い分は完全に崩れ去った。「絶対に安全だ」というのは嘘っぱちだったし、その嘘八百の挙げ句、「放射能漏れ」という現実が今我々の目の前で起きている。

更に恐ろしいのは冒頭で述べた不自然な程に情報が少ないということだ。しかも僅かに出てくる情報は正しくないものばかり、という異常さ。周辺に暮らす住民が多数いて(もちろん放射能漏れの程度次第では、問題は「周辺」どころか地球規模にまで広がる)、迅速かつ正確な情報公開が求められる状況であるにも関わらず。
いったいどこの情報統制国家かと思うほどである。

こういった現実を目の当たりにすると、「国家が国民を守るなんてのは幻想に過ぎない」という思いをより強くする。国家的なるものの前では私たちの命など塵のようなものなのではないか。
ラベル:地震 原発
posted by キョー at 21:51 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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