2008年03月31日

葬送行進曲

今年度もあと2時間でおしまい。
年度末の仕事を片付けてヘトヘトで帰ってきたら
信じられないニュースが。
新年度に備えてさっさと寝たいところだが、
これは無視できるようなものではない。
殴り書きになってしまうが、書いておく。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008033100956
映画「靖国」上映中止=東京、大阪の5館が自粛

靖国神社をめぐる日中合作のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」について、配給・宣伝のアルゴ・ピクチャーズは31日、4月12日から公開を予定していた東京都と大阪市の計4館が上映を自粛したと発表した。既に東京の1館が中止を決めており、映画は当面上映されない事態になった。
 「靖国」は中国人の李纓(リ・イン)監督が、10年間にわたり、終戦記念日の靖国神社の様子などを取材した映画。軍服姿で参列する人々や、小泉純一郎前首相の参拝、合祀(ごうし)に反対する台湾や韓国の遺族が抗議する姿を、靖国神社のご神体とされる日本刀を作る刀匠の映像を交えながら紹介していく。
 自民党の政治家らが、この映画に政府出資の基金から製作費の一部が出たことを問題視。国会議員を対象にした特別試写会が開かれた。3月18日には、東京・新宿のバルト9が上映取りやめを決定。その後、銀座シネパトス、渋谷Q−AXシネマ、シネマート六本木と大阪市のシネマート心斎橋も中止を決めた。Q−AXシネマでは「特定の団体からの具体的な圧力はないが、お客様の安全を最大限考慮しなければならない」と説明した。(時事ドットコム)


個人的にも公開を楽しみにしていた映画であったこともあり、
尚更ショックだ。
この国に「表現の自由」を謳う資格はもはやない。
「特定の団体からの具体的な圧力はない」と言うが
嘘だろう。
右翼団体がこういった映画に全く圧力をかけないなどという事が
ある筈がない。
そしてそのような圧力に対して
あっさり屈し、
一映画作品をこの世から葬り去ることに加担する映画館に
映画文化の一翼を担う資格はない。
さっさと商売を畳んだらどうだ。

仮に圧力が本当になかったとしても
それはそれで全く自発的に映画を葬り去ろうとする行為であり、
さらに救いがない。

そしてこの映画にケチをつける国会議員。
試写会まで開いて何を恐れているのだ。
「中国人」が日本の歴史の一端を描くのがそんなに気に入らないか。
戦後60年。
「サムライ」であるはずの日本人が
「聖域」である「靖国」に尻込みしているうちに
よりによって「中国人」に「靖国」を撮られた現実。
そんな現実が受け入れがたいのか。

まぁケツの穴の小せぇ話である。
まったく笑えてくる程、哀れな話である。


ラベル:靖国yasukuni
posted by キョー at 23:11 | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月11日

すてごま

映画「男たちの大和」観ました。

改めてこの国の誇り高き帝国海軍がいかにアホだったかがよく解りました。
まぁアホだったのは海軍だけじゃないけどね。

片道燃料だけ積んで航空機による援護もなしに敵艦隊に突っ込めだって。
バカじゃないの?
あんなバカでかい戦艦作っといて、結局使い道はこんなだ。
笑えないほどオツムの足りない国なのだ。

映画の中で「死んではダメだ」というメッセージが何度も繰り返し出てくるが
ほんとその通りだよ。
こんなアホな指導部の命令によって命を奪われちゃたまらん。

この前、テレビに靖国神社の総代とかいう爺さんが出てて
「国の為に命を捨てるという崇高な行為が…」云々などとおっしゃっていたが、
帝国海軍・陸軍の行いを振り返れば
そんなもの説得力ゼロである。

この前のワールドカップでも目立った
根拠のまったくない「勝てる!」「奇跡を信じて」「一丸となって戦えば…」といった論調。
結局この国はあの敗戦のあとどれだけ成長したというのだろうか。

私は国家の為に命を捨てるなんてご免だ。
頼むからのんびり生きさせてくれよ。
posted by キョー at 00:05 | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月17日

Power in the Darkness

4988101088874.jpg
仁義なき戦い/深作欣二 菅原文太 松方弘樹

はい、記念すべき映画カテゴリ第一回は
深作欣二監督の73年作品

「仁義なき戦い」

です。

子どもの頃、映画館で見た事があるのですが、
なにしろ子どもなわけで、
ほとんど印象にありません。

かろうじて、大人がいっぱい走っていた事だけは、
なんとなく…。

近年ではタランティーノ絡みで再評価され、
いつかはちゃんと見なきゃなぁと思っていたのですが、
(別にタランティーノが好きってわけでもないんだけど)
この度、めでたくDVDでの鑑賞が実現した次第です。

のっけからあの有名すぎるテーマ、
そして戦後闇市の混沌とした様子を
手持ちカメラが捉えるファーストシーン。

なんというパワー!
なんという臨場感!

いきなりグイッと引き込まれました。

その後は、闇市からのしあがった者たちが
敵も味方もない大抗争を繰り広げていきます。

まさにタイトルそのままの世界です。

どいつもこいつもロクデナシばかりで、
そんな彼らが組長を囲んで涙にむせぶシーンなどは
コントにしか見えなくて
思わず笑ってしまったのですが、
やはり白眉は迫力のバイオレンスシーン。

そして、数々の名優たちによる演技。
昔の俳優達は往々にして危険な匂いを持っていたものですが、
それがそのまま演技にも出ていますね。
本職にしか見えません。

そんな深作監督の「仁義なき戦い」。
私が言うまでもないですが、
やはり日本映画史に残る傑作です。
posted by キョー at 00:17 | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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