2009年01月11日

Say Yes

かなり遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
と言っても、こんなにめでたくない新年もなかなかない訳で…。

まず何といっても、年末年始に「派遣村」で改めてクローズアップされた雇用問題。
派遣村に集まった失業者の数は500人。
東京のど真ん中、官庁街に隣接する日比谷公園に「難民キャンプ」とでも言うべき空間が出現した訳です。
これだけでも事態の深刻さが解るというものですが、
これはほんの一握り。
実際には全国で何万という失業者が明日をも知れない立場に追い込まれているものと思われます。

そして、予想されていた事とは言え、案の定「派遣村」やその周辺のムーブメントに対し、政治家や著名人、「2ちゃんねる」を中心としたネット住民から「疑問」の声が多くあげられています。

曰く、「本当に働く気があるのか」「仕事はある」「甘え過ぎ」「タバコや酒を買う金があるなら貯金しろよw」「プロ市民や活動家が裏で動いているに違いない」etc。

仕事はある。それは間違いない。
介護とか福祉とかね。今朝の番組でもテリー伊藤や東国原知事が言ってました。
でもね、ふざけんじゃねぇって僕は思う。
介護も福祉もいわば「ワーキングプア・過労死・鬱病製造工場」だ。
手取り15万以下でもいいだろ?
働きたいんだろ?
だったらやれよ。
と、彼らは言う訳だ。
国にうだうだ文句言ってる暇があるなら
さっさと働けと。
酒やたばこを楽しむ程度の自由すら貧困層には許されない。
活動家が関わってるからと言う、よく解らない理由で
貧困をなんとかしなくては…という運動をせせら嗤っている。
国家に異議を申し立てる権利すら、彼らは薄ら笑いを浮かべながら自ら放棄している。
どこまでも国家にとって都合のいい国民なのだ。僕たちは。

あー、なんか疲れた…。
本当はオリックス絡みの郵政の問題とか、イスラエル・パレスチナの事とかも少し書こうと思ってたんだけど、
また機会があれば。

今年もマイペースでこのブログもやって行こうと思います。
よろしく。

あー、それにしても日本人のこの気持ち悪いくらいまでのお行儀の良さってなんなんだろうなぁ。

posted by キョー at 14:02 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

ParkLife

今年もいよいよ押し迫ってきた。
来し方行く先に思いを馳せたいところであるけれど、
とてもそんな気分になれない。
この年の瀬の寒空の下、仕事も住む家も奪われ、
路上に放り出された人々がたくさんいる。
彼ら、彼女らの事を思うといたたまれない気持ちになる。
きっと「ロスト・ジェネレーション」と呼ばれる、僕と同世代の人も多いだろう。
なんとか無事に…と願うばかりだ。

そんな中、東京・日比谷公園内に「年越し派遣村」が開設される。
生活相談や労働相談、簡易宿泊施設も設置されるようだ。
中央の政治家たちが、のんきに政争に明け暮れる中、
民間の団体は年末年始もなく動いている。
それだけ事態は急を要する。

派遣村では各種の支援・協力も募っている。
以下転載。

派遣村にご協力を

年越し派遣村では、ボランティアスタッフ、ストリートミュージシャン、大道芸人、物資カンパ、金銭カンパを求めています。

* ボランティアスタッフ
o 会場設営、炊き出し、警備などでみなさんのお力が必要です。ぜひご協力ください。
o 31日朝9時に現場(日比谷公園霞門はいってすぐ右)に集合
o もちろん、途中からの参加も歓迎です。直接派遣村にお越しください。
* ストリートミュージシャン・大道芸人
o 派遣村をより明るく楽しい場にするために、パフォーマンスをしてくださる方を募集しています。
o 詳細は派遣村(090-3499-5244)までお問い合わせください。
* 物資カンパ
o 飲料水、インスタントカイロ、新品の下着などをお願いいたします。
o 恐れ入りますが、派遣村まで直接お持ちください。
* 金銭カンパ
o 以下の口座にお振込みください。
o みずほ銀行銀座支店 普通 2692964
派遣村寄付金口座 弁護士 棗 一郎


転載終り。

ここ数年、世界中を席巻した新自由主義経済は
富を富裕層にのみ集中させた一方で、
多くの中間層を貧困層へと転落させ
生活を破壊した挙げ句に破綻した。
僕らは様々なものを奪われて来た。
多くの命までもが奪われてきたのだ。

どうしてこんな事になってしまったんだろう。

これ以上奪われないために、
奪われたものを奪い返すために。

僕からもご協力をお願いします。

タグ:貧困 派遣
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2008年12月21日

Sittin' on the Sofa

民主・社民・国民新の野党が雇用関係4法案を参院で強行採決した事について。
今までさんざん強行採決を繰り返してきた自民・公明両党が文句をつけるのはちゃんちゃら可笑しい。
オマエたちがやってきた事を今度は野党がやったというだけである。

同じように今まで「民主主義がどうしたこうした」と強行採決があるたびに非難してきた民主・社民・国民新の野党が、今回、強行採決に踏み切ったこともちゃんちゃら可笑しいのだ。

何が民主主義だ。

確かに雇用問題は待ったなしの状況だ。
政府はまったくと言っていいほどの無策ぶりで
麻生総理に至ってはハローワークで「何かありませんかじゃ仕事は見つからない。目的意識がないと難しい」だとか、「何となくカッコいい仕事は給料が安い。力仕事とかしんどい仕事の方が実入りはでかい」だとかのズレまくりアドバイスを若者にしていて、
こんなヤツが日本のトップってんだから、
日本の先行きは本当に真っ暗だ。
(介護とか福祉現場におけるワーキングプアの実態・訴えは彼の元には届いていないのだろうか?)

だからと言って強行採決をする事が良い選択と言えるのだろうか。
彼らの中で、強行採決と(彼らの言う)民主主義との整合性は果たして取れているのだろうか。
今回は緊急事態だから?
それなら何でも「緊急事態」と言えば強行採決が許されることになる。
それに、衆院で否決されるのは目に見えているのだから
「緊急事態」という言葉もお題目に過ぎないのは明らかだ。
彼ら野党にとっては政府・与党の無策ぶりを広く国民にアピールする絶好の機会だということなのだろう。

しょせん雇用の問題なんて政争の具に過ぎないのか?彼らにとっては。

「緊急事態」だと言うならば、今やるべき事はどっちが悪い、あっちが悪いという幼稚な争いではない。
共産党が主張しているように、雇用対策を年内にまとめるために
与野党は緊急協議の席に早急につくべきだろう。
posted by キョー at 09:13 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

野獣を野に放て

二人の元厚生事務次官宅で殺人事件が起きた。
年金問題を始めとして、日本の社会保障が崩壊している中で起きた今回の事件の衝撃は計り知れない。

僕がまず何よりも怖いと思うのは「ざまぁ」と思っている人々が少なからずいるだろうという事だ。
厚労省に対する不信や怒りが日本中に充満している中、
溜飲を下げる人、「自業自得」と思う人、
たくさんいる筈だ。
テロ行為に多くの人々が共感と支持を寄せるという未曾有の事態が現出しかねない。
そしてそれは、そのまま「テロルの時代」の到来を意味する。

そして、僕自身、そんな「ざまぁ」という感情が、
抑えようとも抑えようとも溢れ出てくるのを止めることができずにいる。
「暴力で解決できる事は何もない」と常日頃思っている筈の僕がだ。

自分の内に棲みついている「獣」が久しぶりに顔を出し、僕の偽善者ヅラを見ながらニタリと嗤っている。

参った…。

僕はなんとか踏ん張れるだろうか。
流れに逆らって「考え続ける」ことが出来るだろうか。
posted by キョー at 23:24 | TrackBack(2) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

Man Machine

厚労相らが介護ロボ体験 「人材不足の現場に朗報」


 舛添要一厚生労働相と二階俊博経済産業相は10日、厚労省で介護ロボットの助けを借りて食事体験などをした。舛添厚労相は「人材不足の介護現場から見ても朗報」と述べ、両省で協力してロボットの開発、普及を進めていく考えを示した。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008111001000626.html
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おいおいおいおいおい!
何言っちゃってんの?
もう本当に救えねぇ。
介護現場が人手不足なのは、
まず何よりも「低賃金」だからじゃねぇのか?
「人件費」に割けるお金が少ないからじゃないのか?
「いやぁ、ロボットにしていただければ助かりますわ」なんて、そんな事じゃないだろう?

介護職の平均賃金は諸手当含めて20万ほど。
しかも介護報酬が低く、どこの現場も火の車だから
昇給なんてとても望めやしない。
こんな介護職でも「人様の役に立ちたい」という理想を掲げて就職してくる若者もいるが、
やがては「理想」よりも「現実」を見つめるようになり、
離職していく。

そりゃそうだ。
生身の人間相手の、しかも介護を必要としている人間を相手に様々なケアをするのは体力的にはもちろん、
精神的にもかなりキツいだろう事は容易に想像できる。
そして介護報酬が低いせいで、
人件費は抑制せざるを得ず、
ただでさえ十分な人員を配置できない。
介護労働者一人ひとりに猛烈なプレッシャーがのしかかる。

日夜を問わないハードワークと、それに見合わない低賃金。
次々と辞めていく人たち。
穴を埋めるために職員を募集しても
こんな介護現場は敬遠されて当たり前。
余計に仕事はキツくなり、
ますます敬遠されるという悪循環。
慢性的な人材不足に悩まされている介護現場は数多い。

その解決策が「ロボット」って…。
「ロボット導入」というアドバルーンで
現場が今直面している危機はウヤムヤにしてしまおうという魂胆か。

ロボット導入にだってお金がかかる。
維持するのにもお金がかかる。
そのお金はどこから出てくるのか。
もし政府がロボット導入を支援すると言うのなら、
なぜ「今」お金を出せない?
まさに今、過労で苦しむ介護職員が全国にいる。
彼らに手を差し伸べることを何故しない?

posted by キョー at 19:08 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

季節のおわり

筑紫哲也氏が亡くなったことを受けて
テレビではジャーナリスト、ニュースキャスター、アナウンサーなど
報道に携わる様々な人々がコメントをしている。
曰く、
「偉大なジャーナリストだった」
「かけがえのない人だった」
「同世代の戦友だった」
「ニュースをわかりやすく、真摯に伝えてくれた」
「日本は大切な座標軸を失った」
etc,etc…。

誰も彼も沈痛な面持ちでコメントをしている。
「恥ずかしくないのか?」と思う。

報道までもがことごとくバラエティ化し、
ニュース番組の中ですら
芸能界の話題がある一定程度を占め(それこそ、ハリウッド映画の宣伝活動にお笑いの誰それが参加したなんて事まで!)
おいしい隠れ家的レストランだとか、
セレブの生活がどうしただとか、
暮らしに役立つウラ技だとか、
そんなくだらない事ばかり垂れ流し、
本当に大事なニュースにはロクに触れることもないまま
「それでは、また明日」
なんてシレッと笑う彼ら。

「権力を監視する」という本来の責務などすっかり忘れ
政治家や財界とのズブズブの関係に溺れ、
大企業のCMに出演し
自ら目隠しをし
自ら耳栓をし
自ら戦う為の牙を折った彼ら。

日本のジャーナリズムが今、瀕死の状態に陥ったのは
筑紫哲也氏の死によってではない。

沈痛な面持ちをした彼らこそが破壊してきたのだ。
彼らはそんな「内省」すらできないほどに堕落しきってしまった。
そして筑紫哲也氏亡きあと
そんな彼らこそが、この国の「ジャーナリズム」を引っぱっていくのだ。
posted by キョー at 11:46 | TrackBack(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

帰ってこいよ

10月26日に行われた「リアリティツアー 62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」において、歩いてただけで逮捕された3人だが、いまだ釈放されていない。
すでに1週間以上にわたって監禁状態にある。

留置所においてどのような尋問を受けているのか非常に心配だったが、
以前紹介した
『麻生でてこい救援ブログ』(http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/)
において案の定な実態が報告されていた。
以下、転載する。

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警視庁渋谷警察署警備課公安係長・伊藤警察官と佐野警察官は渋谷2号への拷問をやめろ。

 10月26日、反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉のプレ企画として実施された「リアリティツアー2--62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」において、不当逮捕された3人は、勾留され、いま尚、留置所に身柄を拘束されている。
 そのうち1人の仲間(渋谷2号)は、アスペルガー症でありそれに誘発されて鬱をわずらっている。そして現在、生活保護を申請している。
 取り調べにおいて人権が不当に侵されることは絶対にあってはならない。にもかかわらず、取調官伊藤と佐野が日々の生活のことや心の悩みを綴った日記を押収し、そこに記されている彼の鬱の原因となった出来事を、わざと本人の目の前で読み上げるなどして精神的苦痛を与えている。さらに本人に対して「国の世話になっているのだろう」、「おまえは病気じゃあない」、「生活保護を申請していて兄妹にやらせていいのか」などと執拗な嫌がらせを行っている。
 このような取調官の尋問は、被疑事実とは一切関係がなく、鬱をわずらうものへの差別、生活保護制度に対する否定であり、公務員にあるまじき人権侵害である。精神的苦痛のみを与える行為は、取調べの範囲を超えた拷問である。
 鬱をわずらったものや生活保護のことについて言及し、被疑者を、公然と侮辱するなどということは、昨今では表面上は影を潜め、考えられないことである。ところが公務員である2名の取調官は卑劣にも、それを行っている。このことは2名の取調官の不見識ではすまされない。人権侵害−差別を容認し、2名の取調官に行わせている警視庁渋谷署の責任である。(既に担当弁護士が渋谷署長、同署警備課公安係係長伊藤宛に抗議文をだしている)
 今後、私たち救援会は人権団体、障害当事者団体に、この事実を報告し協力を要請する。そして取調官−警察に対して人権侵害・差別の責任を追及し、公の場における釈明・謝罪を求める。警視庁はただちに渋谷2号を釈放せよ。2名の取調官、警視庁渋谷警察署は謝罪せよ。

2008年11月3日
麻生でてこい!!リアリティツアー救援会


※「渋谷2号」とは、完全黙秘している3人のなかまのうちの1人のことです。

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予想通りの厚待遇を受けているようだ。
この報告を読んでまず思うのは
警察側も何がゴールなのかわかってないんじゃない?ってことだ。
そもそもが「歩いていただけ」で逮捕という、始まりからして有り得ない今回の事態であり、「モノを盗んだ」でもなく「壊した」でもなく、さらに一応「公務執行妨害」という事にはなってはいるが、
警察・公安側の安い三文芝居の証拠画像がネット上にいっぱいアップされちゃってるしねぇ。
もうどうしていいかわかんない。
わからないから「鬱」やら「生活保護」やらでネチネチ責めるしかない。
全っ然関係ないことなのに。
こういう時こそかの田母神幕僚長の名言「そんなの関係ねぇ」は使われるべきだろう。

しかし、テレビや新聞は相変わらず今回の件については黙殺だ。
この国で、警察権力による暴走が明らかに出立しているというのに、
「スクープです!」と言っては「金正日の長男、金ナントカの姿をドコソコで捉えました」なんてやってる。
なんという志の低さだろう!
大和民族がこんな志の低さでいいのか?
ちなみにフジサンケイグループのテレビ局だけどね。
彼らのいう「民族の誇り」なんてのは
しょせんこれくらい安いものなのだ。
くだらないねぇ。

ウヨクの皆さまも黙ってていいのか?
今、この国において、あなた方の大嫌いな中国や北朝鮮とまさに同じことが行われているというのに!
警察が歩行者を突然逮捕、拉致監禁し、メディアも一切黙殺。事件は闇から闇へ葬られようとしているのだ。
まるでどこかで聞いた話じゃん!
ここで立ち上がらなきゃ日本男児の名が廃るってもんだろ?
今こそサヨクとウヨクが団結できるまたとないチャンスだと思うんだけどね。

さて、権力のポチと闘っている3人を支援するために
救援ブログではカンパを募っています。
↓↓
郵便振替 00110-6-317603
口座名 フリーター全般労働組合
※通信欄に「asou」または「あそう」と大きくお書きください

銀行振込 みずほ銀行
中野北口支店 店番243 普 1025488 ヤマグチ モトアキ


僕も近いうちにカンパさせていただきます。



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2008年10月27日

犬は吠えるがキャラバンはすすむ

麻生首相の豪邸を見学に行こうとしただけで逮捕!

26日に行われた『リアリティツアー 62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見!』。フリーター労組の呼びかけで開催されたのだが、結果的に3人の逮捕者が出てしまった。
マスコミは「無届けデモの参加者が暴力を振るった」などと報じているが、そもそもこれはデモではない。
ただ麻生首相の豪邸を見に行くために道を歩いていただけだ。

そして、「暴力をふるった」という部分。
事実はこうだ。
↓↓↓


権力のワンちゃんがキャンキャン吠えているぜ!

救援サイトはこちら。
http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/
『麻生でてこい救援ブログ』

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2008年10月23日

ココロはこうして売るの

民主:政権交代後に法整備 憲法解釈変更…直嶋政調会長 

 自衛隊の海外派遣に絡み、民主党の小沢一郎代表が「国連決議があれば海外での武力行使は可能だ」と主張していることに関し、同党の直嶋正行政調会長は20日の衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で「民主党が政権を取ればそういう方針で作業に着手する」と述べ、政権交代後に必要な法整備をすることにより、政府の現在の憲法解釈を実質的に変更する考えを示した。

 憲法9条に関する現行の政府解釈は、自衛隊が海外で武力行使することを禁じており、国連決議を前提に認めることには民主党内でも慎重論が強い。このため直嶋氏は「世論の支持や近隣諸国の理解が必要で(実際に派遣するかは)総合的に判断する」とも述べた。
【毎日】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081021k0000m010092000c.html
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僕は民主党を支持していない。
なぜなら、ある意味自民党よりも積極的に戦争に加担する事を企てている面があるからだ。
この記事のように。

それに、僕の住んでいる自治体の民主党市議は、
学校の教室に常時日の丸を掲げるべきだなどと議会で発言している。
こういう考えを持つ者が少なくない民主党を支持するなんて
僕にはどうしても考えられない事なのだ。

ネット上では「リベラル」「左派」と呼ばれる、あるいは自称するブロガーの多くが民主党支持を打ち出している。
とにかく「政権交代」という一念で彼等は民主党を支持しているらしい。
しかし、彼等は自らの「平和思想」「護憲」と
民主党が目指す憲法の解釈変更の辻褄をどう合わせるのだろうか。
それは民主党に所属している「左派」の政治家にも言えることだ。
「政権交代のためには多少の事には目を瞑る」などというレベルで語ることのできる話ではないだろう、これは。
それでも彼等は民主党に投票するのだろうか。
「民主党を勝たせるために、共産党は候補を立てるな」などと言い続けるのだろうか。
本来、志を同じくするはずの護憲勢力を攻撃し、
「憲法解釈を変える」と公言している政党を支持する「護憲派」とは
一体なんなのだろう。

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2008年10月12日

あの頃僕らは

三浦和義氏がロサンゼルスの留置所内で自殺した。
移送が決まった時、
かなりガックリきてるんじゃないかと想像したが
それでも彼がこのタイミングで自殺するなんて
まったく思いもしなかった。

この事件の真相は僕には解らない。
ただ、この事件が、
オウム真理教事件、9.11同時多発テロと並んで
僕の中で忘れられない出来事になっていることは確かだ。
猛烈に自省を促されたという意味において。

あの頃、テレビも新聞も雑誌も、そして僕たちも「ロス疑惑」一色だった。
誰も彼もが「犯人探し」ではなく、
確たる証拠もないまま
想像と妄想と嫉妬心と野次馬根性と祭の高揚感に身を委ね
一般の市民を「犯人」に仕立て上げた。
「無罪推定」なんて関係ない、
歪な祝祭空間だった。
誰も殺された女性の事なんて思っていない。
ただ、あのいけ好かないヤサ男が気に入らない、
あいつがやったんだろ、
と目を血走らせ
唇の端を吊り上げて嗤っていた。

あの頃のニュースの量に比して
彼の自殺の報道のなんと少ないことだろう。
彼が死を選んだことなんて大して面白くないんだろう。
彼に対して僕らがどれだけの事をやってしまったのか、
そんな事、そんな「ツマラナイコト」なんて忘れて
僕らは生きていくんだろう。

彼はいなくなってしまった。

でも僕らの残酷さはあの頃のままだ。


posted by キョー at 08:51 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月02日

華麗なる扇動者

橋下知事に800万賠償命令 光事件弁護団への懲戒請求
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100201000111.html

最近だけでも、公共施設での盗撮問題、
あるいは中山成彬の「日教組、自治労をぶっ壊す」発言にシンパシーを表明するなど、
この男は弁護士資格を持っているにも関わらず立法精神がまったくない、
いや、そもそも法律をどこまで理解しているのかすら疑わしいわけだが、
振り返れば、光市の事件の弁護団に関するこの発言(というより煽動)の頃から、その化けの皮は十分にはがれていた。

意図的に敵を作っては煽動を繰り返す芸風は、
府知事になった今でも変わっていない。
公務員、労働組合、教育委員会など
その対象は枚挙に暇がない。
その正体は単なるアジテーターに過ぎないのだが、
この男の戯れ言にまんまと乗っかってしまう人が結構な数いるのだから、頭を抱えたくもなる。

中山成彬や橋下府知事に拍手を贈る人間が
どれほど日教組や自治労に恨みがあるのか知らない。
その恨みを否定する気はまったくないのだが、
自分が嫌いだから、考え方・やってることが気に入らないからといって、
この男たちの煽動に乗るのはあまりに短絡というものだ。
権力が、憲法上保障されているはずの組織を潰す。
それに対して諸手を上げて賛同する行為は
やがて自分自身に還ってくる可能性があることに、もっと自覚的になったほうがいい。

そして、

橋下知事、従わないなら全部解体 大阪の教員に
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100201000282.html

そもそも、府の教育委員に「百マス計算」の陰山英男氏が就任したことと、それに従わないことが体制の解体になぜ繋がるのか
そこらへんの意味がよくわからないのだけれど、
それよりも唖然としたのは
公約であるはずの「子育て支援策」のひとつを取り下げた事に対し、
「そういう知事を府民が選んだ」という発言だ。
これが本当だとすれば、
怒りを通り越して笑うしかない。
煽動を繰り返すこの男の口車に乗っかっている人々に対し、
これ程の皮肉はない。

posted by キョー at 20:19 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月28日

気狂いピエロ

中山成彬が国交相を辞任した今回の件、僕にはさっぱり意味がわからないのだが…。

あれじゃまるで「自民党をぶっ壊す」と思ってるみたいじゃないか。
それとも国交相というポストが不満で、その上での確信犯的行動なのか?

突然暴走を始め、さんざん政界を揺るがした挙げ句、就任5日目での辞任。

こんな奴に「公のためにはある程度自分を犠牲にして…」とか言われたくない。
「日教組をぶっ壊す」なんて、イチ国会議員のくせに、憲法上等、労働法上等な妄言を吐く奴に「戦後教育が云々」などと語ってほしくない。

タグ:中山成彬
posted by キョー at 19:33 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月19日

The End

僕は学生時代、経済を学んだのだが
モラトリアムを貪っていたが為に
経済に関してはまるっきり無知である。
なぜ卒業できたのかと今でも不思議に思う始末だ。

そんな訳だから
今回のリーマン・ブラザーズの倒産だとか
メリルリンチの買収だとか
AIGの危機だとかについては
下手なことは言えないと思っている。

まぁ、さすがにこんなにバタバタ逝っているのを見ていれば
「相当ヤバい状況なんじゃないか」くらいは思うけれども。

でもちょっとだけ。

いきなりエリートから無職に転落したり、
多大な損害を被ったマネーゲーマーの人たちにおかれては
「ゴシュウショウサマデス」と棒読みでお悔やみ申し上げます。
僕ら負け組(笑い)の仲間になる人も何人かはいるかもね。
あれだけ蔑んで見下していた側に回るんだから
人生分かりませんね。

あと、新自由主義者の皆さまにおかれましては
金輪際「ジコセキニン」などという言葉を使わないでね。
新自由主義の巨人たちが
恥も外聞もなく「公的支援」などというものを求める姿は
滑稽以外の何者でもなかったよ。

という訳で
どんなに抑えようとしても抑え切れない憎悪が匂い立つエントリーになってしまった。
こんなのイヤなんだけどね…。本当は。

だって「貧困をどうにかしろ」と思っている僕は
散々庶民の暮らしを食い物にして、
挙げ句、貧困層に転落した、
そんな「元エリート」の人とも「連帯」を模索しなきゃいけないのかもしれないじゃないか。
少なくとも貧困層に陥った(陥る可能性のある)人々を「笑う」なんて
そんなのは「正しいありかた」ではないだろう。
さらには、これからの世界経済の事を思えば
笑っている場合ではない。

でもね、やっぱり許せない。
許せないというのが今の僕の偽らざる気持ちです。
「自由競争」の名の下でマネーゲームに明け暮れて
世界中の市場をさんざん荒し回って
そのツケは常に一般の市民に回ってきたんだ。

挙げ句の果てに破産して
今、世界中をパニックに陥れている。
ほんと迷惑な連中だよ。

2ちゃんねるの、今回の件に関するスレで
「日本でも想像以上に階級間の憎悪が大きくなっているんだな」
というようなレスを見かけて
自分の今の気持ちに照らし合わせて
ホントそうだよなぁ、なんて納得したりもしたりして。

少なくとも今、彼等を許す気にはとてもなれない。






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2008年08月31日

Tears in Heaven

アフガニスタンで発見された遺体が
ペシャワール会の伊藤和也さんであることが
正式に確認され、日本に帰国。
通夜が営まれた。

31歳という人生の途上で本当に無念だっただろうと思う。
改めてご冥福をお祈りすると共に
ご家族・関係者の方々にお悔やみ申し上げます。

そして犯人グループを追いかけていったという
現地の1000人にも及ぶ住民の方々に
心より「ありがとう」と感謝したい。

報道によると、その追跡が結果的に犯人グループを追いつめ
結果、伊藤さん殺害に繋がったという話もあるようだが、
それでも僕はアフガニスタンの人々の
ある意味では前後見境のない
真っ直ぐな心、行動に胸打たれる。
それだけ伊藤さんの活動が
現地の人々の間に根を張っていたのだろう。

改めて「お疲れさまでした」と言わせてください。
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2008年08月27日

悲しくてやりきれない

アフガニスタンで活動するNGO団体「ペシャワール会」の伊藤和也さんが拉致/誘拐された事件で、伊藤さんと見られる遺体が現地で発見されたようだ。
もしこれが事実だとすれば大変残念なことだ。

ペシャワール会と言えば20年前からアフガニスタンに入って、現地で医療活動、農業・井戸掘りなどの支援を民間レベルで続けてきた団体であり、
民間レベルであるがゆえに、その足取りは確かに遅々としたものだったろうが、しかし着実にアフガニスタンの大地に根を張ってきたと僕は理解している。
現地の村の人々が誘拐犯を追いかけて行ったという報道が、
その何よりの証左だろう。
そんな事もあって、誘拐のニュースを最初に聞いた時に、
不謹慎かもしれないが、「よりによってペシャワール会かよ!」と思ったことも事実である。

だからこそ、一刻も早い平和的な解決を願っていたのだが…。
こんな不条理があっていいのだろうか。

大国の覇権主義、
そして「国益」に名を借りてその大国に追従するしか能がないこの国の無策・無思考の犠牲者としか僕には思えない。
まったく人の土地で何十年もの長い間、何をやっているのだろう!

さて、この事件を受けて政府はどのような動きをしたのだろう。
過去の誘拐事件で「自己責任論」をバラまいたり、
「テロには屈しない」と最初から交渉の糸口を自ら断ち切ってしまうといった愚行を繰り返してきたこの国の政府だから
何も期待できないが…。

遺体発見という報道が何かの間違いであることを今は祈るのみだ。




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2008年06月18日

ワカラナイ

宮崎勤死刑囚の死刑が執行された。
連続幼女殺害事件は僕の住んでるまさに周辺で起きたもので、
当時まだ子どもだった僕にとって忘れられない事件のひとつだ。
とにかく当時はオジさんというオジさんが怪しく見えて
彼が捕まった時には本当に安堵したことを憶えている。

そんな僕が彼の刑が執行されたと聞いた時にまず感じたのは
「空虚」である。
結局何が判ったというのだろう。
何が解決したというのだろう。
誰も彼を理解できないまま
「暴力」によって理解できない異端者を排除したに過ぎないのではないか、という思いをどうしても持ってしまう。
彼のような「怪物」を生んだ背景はなんだったのか。
そして彼のような「怪物」にも所謂「更生」の筋道はあり得るのか。
僕たちはその手がかりを永遠に失ってしまった。


タグ:死刑 宮崎勤
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2008年06月15日

SYMPATHY FOR THE DEVIL

この事件に関してはなかなか考えがまとまらない。
このエントリも何度も何度も書き直した。
なにしろ僕はこの容疑者の彼にある種のシンパシーを感じてしまっているのだから、始末が悪い。

自分を尊重されてこなかった人間が、
人として扱われてこなかった、大切にされてこなかった人間が、
他人を無差別に傷つけることに何の不思議があるだろう。
幼い頃から(彼の言によると)絵や作文にも親の手が入れられ、
厳しい躾で「優秀」であることを強制され、
大人になれば取り替え可能な部品の一部として使い捨てにされる…。
彼が認められる、
1人の人間として受け入れられる場面がどれほどあったのだろうか。
彼は今までの人生で、何度「殺されて」きたのだろう。

テレビのコメンテーターは言う。
「甘えるな」
「もっと努力しろ」
「夢を持て」
……。

僕はコイツらを許さない。
オマエらのような成功者や大企業のトップが
自らの成功を勝ち誇っている陰で、
数多くの低賃金労働者が喘いでいる。
そうやって人々にさらなる「努力」を強制して
「努力さえすれば…」などという、ありもしないファンタジーをちらつかせつつ(正規の椅子なんて元々半分しかないのだから、例え皆が皆同じように努力をしたところで、どうしたって半数は零れ落ちるのだ。半数は確実に低賃金・長時間労働をしなければ生きられないし、仮に正規の仕事にありつけたとして、名ばかり店長のように低賃金・長時間労働を強いられる人々のなんと多いことだろう)、僕たちからさらに金を捲き上げようというのか。
タレントのコメンテーターなどはそこまで姑息な考えはないのだろうけど、
純粋にこういうことを言う人が多いものだから
余計に切なくなる。
純粋な分、より鋭利な刃となって僕に突き刺さる。

何なのだ、この「断絶」は。

もちろんこの事件をもって「怖い世の中になってしまった…」と嘆息するのは気が早い。犯罪は長期的に減少傾向にあるのだ。
いわば、今回のような事件はレアケース中のレアケースと考えた方がいいと思う。
だから歩行者天国の中止なんてのは単に「事なかれ主義」の表れに過ぎない。

だからと言って20〜30代の若者を巡る状況を放置しておいていい筈もない。
新聞報道によれば、ある企業は「万一、悲劇が繰り返されれば企業イメージも傷つきかねない」とし、「派遣社員の心のケアをすすめる方針」だそうだ。
なんかいちいちカチンとくる言い方をしてくれるね。あちらさんは。
大企業のお偉いさんは、どこまでも「企業イメージ」が大事で、派遣社員を「モンスター」とでも思っているようだ。
「心のケア」って何?
カウンセラー置くより、金をくれ!

僕は現在、正規で雇われているのだが、
はっきり言って低賃金である。
フリーターをやってた時代の3分の2くらいの稼ぎだ。
30代半ばに差し掛かった今も自立なんてできないし、
結婚にも積極的になれない。
将来のビジョンが描けない。
彼が持っていたであろう「希望のなさ」や「閉塞感」は
僕も確実に共有している。

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2008年05月11日

1000Mirrors

北京オリンピックの聖火リレーから
今回の胡錦濤訪日にかけて
中国人留学生を始めとする中国側グループと
「フリーチベット」を掲げるグループが
各地で様々な活動を繰り広げ
時には両グループの衝突にまで発展した。

中国によるチベット弾圧にはもちろん反対だし、
無数の中国国旗を掲げながら「チャイナ!チャイナ!」と連呼する中国人留学生の表情は、
完全にナショナリズムにアテられていて
気味の悪さを感じずにはいられなかったが、
一方で「フリーチベット」を叫ぶ側に違和感を感じたのも確かだ。
元々チベットの人権問題に取り組んでいたグループに加え
ネットやメディア等を通じて様々な層に「フリーチベット」の声が広がったのは、一見して喜ばしいことなのだが、
まぁ何しろ日本人が「自由」と「民主主義」という旗を掲げて、中国を批判・糾弾する資格はないのである。
アメリカのケツにくっついて、大量破壊兵器もない、ビン・ラディンも一向に見つからないイラクやアフガンに爆弾の雨を降らせ、何万人もの市民を殺戮する事に加担しているのはドコのどいつだ。
「オマエが言うな」とはこの事だ。
「テメェのツラを見てから言え」である。

それにネットに広がる「フリーチベット」の輪が
イラク、アフガンだけでなく
パレスチナ、チェチェン、ダルフール、ミャンマー等に広がる気配は皆無と言っていい。

結局中国を叩きたいだけなんじゃないのかい?
そういや最近「北朝鮮」の名前をあまり聞かない。
飽きたのか。
もっと大きい「敵」を見つけたことが嬉しいのか。
問題は何も解決してないのに。

中国の「毒ギョーザ」を言うならアメリカの輸入牛肉は?
この前も危険部位が見つかったというのに
「毒ギョーザ」の時は大騒ぎだったにも関わらず
日本人はBSEに関してはもうノー・プロブレムらしい。

僕らはもう一度自分の顔を鏡でよく見たほうがいい。
posted by キョー at 09:21 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

Shut Up

某大学の准教授が光市の母子殺害事件の判決に関して、
「この事件の被害者は1.5人」などと乳児を0.5人とカウントして持論を展開し、「死刑になるのはおかしい」とブログに記し、公開私刑の憂き目に遭っている。
おまけに今回の件とは全然関係のない過去の発言が次々と明るみに出て、そのいずれもが過激なモノという事もあり、騒動は拡大。
遂には学長が出てきて謝罪する始末。

毎度毎度、草の根言論統制に精を出す人たち。まったくご苦労なことだ。

僕もこの准教授の発言に一通り目を通してみたが、確かに酷い。
だが、こと「0.5人」の件に関しては同じエントリで「赤ん坊はちょっとしたことで死んでしまうので、傷害致死の可能性も捨て切れない」から0.5人とカウントしたと説明をしていて、それでも納得はできないけれども、一応筋は通っているように思うし、賛否は別として、そういう視点からの意見表明なんだなという事は普通にわかる。
ところが「0.5人」という部分ばかりがクローズアップされ、叩かれる。

「批判」なんてレベルではない。「善良な一市民」として「問題のある人物がいる!」とネットを使い騒ぎを広げ、煽られたこれまた「善良な市民」が「善良な一市民」として関係組織に通報(密告という方がふさわしいが)を繰り返す。
「善」の底知れないほどのエネルギー。


元首相や都知事の問題発言の数々はまったくと言っていいほど糾弾されないにも関わらず(いや、むしろウケている節すらある)、
この准教授は社会的に抹殺されようとしている。
都知事は今でもその椅子におさまったまま。
元首相は「次期首相にふさわしいのは?」という世論調査で堂々の第一位だ。
この准教授は政治家になるべきだったね。

小泉氏トップ、2位麻生氏=首相にふさわしい人−時事世論調査
posted by キョー at 08:57 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日

Sittin' Down Thinkin'

判決後の記者会見で
「妻、娘、そして被告人の命が失われるという事は、社会にとって損失だ」と述べた本村氏。

この言葉は僕に突き刺さった。
ある日突然妻と娘を理不尽に奪われた衝撃がいかほどか僕には想像すらできない。想像できる筈がないし、きっと本村氏の気持ちに立つなんてことは不遜で傲慢なことなんだって思う。

それでも……
様々な葛藤や絶望感、復讐心や無力感に苛まれたであろう本村氏が、絞り出すように発したこの言葉に僕が感じたのは「誠実さ」だ。
痛々しいまでの「誠実さ」。

様々な葛藤や絶望感、復讐心や無力感に苛まれたであろう本村氏。
僕は死刑にはどうしても賛成できないのだが、
被害者家族である彼が被告人に対して「殺してやりたい」と思う事まで否定しようとは思わない。
彼は今までの記者会見でそんな被告人に対する憎悪を隠そうともしてこなかったし、僕だってきっと家族を理不尽に奪われれば憎しみの固まりになるか、無力感で廃人同然になるかどちらかだと思う。

まぁ何度も言うように実際は想像できっこないんだけれど…。

そんな彼が妻と娘同様、被告人に対してまでも、その命が失われるのは「損失だ」と。
こう思うに至った彼の心の変遷はいかほどだっただろうか。それはちょっと想像してみようとするだけで胸が潰れるような痛みを僕にもたらす。

感情論で「吊るせ吊るせ」の大合唱を繰り返す世間と、
痛みの中で、それでも「考えること」をやめなかった本村氏。

裁判員制度が始まろうとしている世の中で、
僕らの「感情」はどんな判決を下すのだろうか。
僕は出来れば彼と同じように「考えること」をやめたくない。
posted by キョー at 20:46 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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