2008年04月20日

イケナイコトカイ

映画『靖国』の件、複数の映画館が上映に名乗りをあげ
一気に良い方向に行くかと思いきや
自民党参院議員有村治子が、
作品内に登場する刀匠、刈谷氏から事情を聞き「作品内容が聞いていたのと違う。出演部分を削除してほしい」との回答を得た、という事から状況がこじれ始めている。

まったくアチラさんもいろいろと手の込んだことをやってきます。
これはまさに「伝家の宝刀」ですよ。
こう言われちゃ多くの人は「刀匠がそう言ってるんなら、ちょっとマズいかもねぇ」なんて思っちゃいます。
僕も正直複雑な心境です。

でもね。
監督が言っているように、ドキュメンタリーっていうのは監督と出演者の関係性において成り立つものだと思うのです。
誰も傷つかないドキュメンタリーなんてものは有り得ない。
出演した人たちが皆100%満足できるドキュメンタリーなんて…ね。
誰もが何かしらの不満を抱えて当然だし
(それこそ「もうちょっとカッコよく撮ってよ」レベルの不満も含めて)
だからこそ監督と出演者のコミュニケーションの積み重ねが欠かせない。
そのデリケートな部分に全くの第3者が(しかも国会議員だ!)が「何か不満はありませんか?」と介入してくれば、そこで何かが噴き出すのは当然でしょう。

演技ではない、人々の素の生き様が様々な形でスパークする。
カメラを意識しなくなった時に、
醜いものもそうでないものも、その人が思いもしなかった形で露にされる。
それが僕たちの中にさざ波を立たせる。時には嵐を引き起こす。
僕たち観客はそれを味わうのだ。
それを面白いと思うのだ。
それがない(誰も傷つけない)品行方正なドキュメンタリーなんて見る価値がない。
僕はもしかして暴言を吐いているのかもしれない。
でも、やっぱりそうだと思うのだ。
ドキュメンタリーなんて「鬼畜」の所業なのかもしれない。

繰り返すが、だからこそ監督と出演者のコミュニケーションが大事なんじゃないかって思うのだ。

なんて事をここ何日かつらつらと考え、まとまったらブログにアップしようと思っていたら
そもそも刀匠の発言そのものがねつ造ではないかという話が出てきた。
『blog色即是空』
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20080415

なんじゃそりゃ…。

そして『靖国』とは別だが、
自民党の世耕参院議員がNHKの新会長を参院総務委員会に呼んだうえで
「NHKスペシャルは格差や貧困に偏りすぎ」と圧力をかけたことが明らかに。
『評論家・森田敬一郎の発言』
http://morita-keiichiro.cocolog-nifty.com/hatsugen/2008/04/nhk_e35d.html

NHKと自民党と言ったら数年前に、『問われる戦時性暴力』という番組をめぐって
自民党の安倍晋三と中川昭一がNHKに対して圧力をかけた、かけないの疑惑があったよね。
あれはいわば密室の中の出来事だったが
今回は公の場での圧力。
結局あの時は事実ははっきりしなかったが
あっても全然不思議じゃないって事が今回の件ではっきりした。
公の場でできることが、
密室じゃできないって事がある訳ない。

さらに名古屋高裁が、航空自衛隊のイラク派遣に違憲の判断を下した件について
「そんなの関係ねぇという状況」(田母神俊雄・航空幕僚長)
「いろいろと問題のある、癖のある人だった。最後っぺでああいう判決を出したのか」(中山成彬・元文科相)
「外務大臣を辞めて暇でもできたら読んでみますよ」(高村正彦外相)
などと言いたい放題のエラい人たち。

三権分立の原則をこれっぽっちも尊重する気がない「問題のある」政治家と
見方によっちゃ「破防法」とやらを適用した方がいいんじゃね?ってくらい危険な発言をしている自衛隊トップ。
破壊兵器を大量に持つ集団のトップが
何を言われても「そんなの関係ねぇ」というスタンスならば
国にとってこれ程脅威となる存在はないと思うんだけどwww

さて、
『靖国』、NHKスペシャル、イラク派遣違憲をめぐる体制側の振る舞いや発言を見ていくと
彼らがどんな考えを持っているのかがよく解る。
僕らがこの国のことに関して自らの力で考えることを極端に嫌い、
異論や反論は徹底排除あるいは無視。
政府に都合の悪い事は「偏向」というレッテルを貼り圧力をかける。

僕たちが考え、戦争や暴力を拒否し、ただつつましくも幸せに日々を送りたいと願うことの
何がそんなにイケナイことなの?

そうする事であなたたちの何が脅かされるの?

お金?立場?地位?
あなたたちがそんな事に汲々としている間にも
この国では毎日100人もの人々が自ら死を選んでいる。
原因は色々だろうが、
その人々が少なくとも幸せではなかった事は確かだろう。
自らの現在・未来に絶望し
この国で生きて行くことに絶望し
どこか他の国へと逃げて行く選択肢すら持てずに
自ら死を選ぶ人々が毎年3万人。

それがどこまでも己の欲望に従順なあなたたちが造り出した国だ。

そしてそんな政治家を選んだのが他ならぬ僕たちだという現実に
僕はたまらなく切なくなるのだ。









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2008年04月01日

The Cost of my Freedom

映画『靖国』が上映中止になったのがよっぽど嬉しかったのか何なのか知らんが、
僕の住んでいるど田舎で、最近では珍しく右翼の街宣車が走り回っていた。
「同期の桜」を大音量で鳴らしながら。

右翼に対してこんなにも怒りをおぼえたことはない。
自分の主義・主張と相容れないものに対して
暴力をちらつかせながら(時には暴力を駆使して)
排除しようとする行為。
それは「テロ」そのものである。

「テロリスト」が車に積んだスピーカーから大音量で醜い音楽を垂れ流し
街を我が物顔で走り回る国。
日本という国は「テロとの戦い」を口にしながら、
国内のテロリスト集団に対しては口を閉じ、目を閉じ、
服従しているのだ。
右翼という「テロリスト」がひとたび動き出せば
逆らう事は許されない。
全てはヤツらの思うがままだ。

この映画に関して事前検閲とも言える国会議員による試写会を開催した自民党衆院議員、稲田朋美(弁護士出身!)。
彼女はこの一件に関して「試写について、事前検閲とか表現の自由に対する制約と言われることは、弁護士出身の議員として心外である」「試写を求めたことによって上映を取りやめた映画館があるとしたら残念です」「日本は非常に人権が守られている国です。表現の自由が守られている国です」などと答えている。

まったく白々しいことこの上ないのだが
たとえ口から出任せであったとしても
こう言わしめた彼女の一厘の理性に僕は訴えたい。
あなたは今すぐ行動を開始しなければならない。
あなたの行為が大きな原因のひとつになり
この国の自由と民主主義は粉々に打ち砕かれた。
ならば、あなたのやるべき事はただひとつだ。
国政を担う者のひとりとして
あなたはこの国の自由と民主主義を取り戻す為に
「試写会」を企画した時の何千倍、何万倍もの情熱をもって
行動を起こさなければならない。

彼女だけではない。
全ての国会議員にその責務はある。
「テロリズム」にこの国の自由が脅かされているのだ。
ここで黙っているようなら
あなたたちに「民主主義」を語る資格はない。



posted by キョー at 21:09 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

Don't Worry Baby

僕には分からない。
なぜ、ある民族が他の民族を武力で抑え込もうとする必要があるのか。

武力だけではない。
あからさまな差別、無視、無知…。
国家が発動する実際的な実力行使の他にも、
市民レベルで発動される「異物」に対する排除の例は枚挙に暇がない。
それはネットの世界を少しでも覗き見れば明らかである。

「人間」とは「異物」を排除する(あるいは強制的に同化する)よう元々プログラミングされている生き物なのだろうか。
何が「不安」で、
何を「恐れ」て
人間は人間を排除するのだろう。

いや、その「不安」や「恐れ」こそが変わらない人間の本能なのだろうか。

であるならば、排除する先には何があるのだろう。
排除しても排除しても「不安」や「恐れ」が無くならないならば、
人間は絶滅するしかない。
それ程に人間は愚かな種なのだろうか。

もうやめにしないか。
こんな悲しいサイクルは。


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2008年03月14日

Breaking the Law

朝礼を始業開始15分前からやると言い出し
それに対して
職員から「勤務超過手当を出せ」と言われたら
「たかだか15分で勤務超過云々を言うなら
勤務中の私語・タバコ休憩は一切ナシだ」
と言った橋下大阪府知事。
よくいるよね、この手合いの経営者…。


この人、ホントに弁護士だったの?
まぁ弁護士と言っても
タレントの如くテレビに出まくっているうちに
法の事などきれいさっぱり忘れてしまったのだろう。

超過勤務の件については
民間だったらもっとサービス残業しているとか、
民間だったら始業開始15分前の朝礼なんて当たり前だとか、
なんというか、まるで民間労働者は公務員より偉いとでも言いたげな物言いで
橋下発言を擁護する声も聞こえるが、
いや、それってそもそも法律違反だからね…。
全然偉いことじゃないから。

光市の事件の関連で
橋下知事は「日本の司法には問題がありすぎる」というような事を繰り返しテレビで発言し
視聴者をさんざん煽ってきたわけだが、
サービス残業を強いようとするこんな元弁護士が弁護士たりえた事の方が
よっぽど問題だ。


タグ:橋下徹
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2008年03月04日

Get the fuck out

護憲は「一方的主張」/箱根町教委が九条の会施設利用に制限(神奈川新聞)
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiifeb0802895/

一般の市民が自らの思想・信条を表明することができない、
表明すれば施設の利用に制限がかかる、
日本はいつからそんな国になったのだろう。

中立的でない…、
中立的ってなに?

9条賛成?反対?
変えてもいいような、でも変えなくてもいいような…。
戦争するのイヤだし、
でもテロとか北朝鮮とか心配だし…。
うーん、よくわかんない。

それが中立的?

自分の思想・信条を表明するのに中立も何もあるものか。
しかし、どうやら現代日本では
自分の立場を鮮明にしたとたん、
「それは偏った考えだ」というレッテルを貼られ
締め出しを喰らうらしい。

確かにこれは大きなニュースではない。
一地方のローカルニュースに過ぎないかもしれない。

しかし僕はそこに怖さを感じるのだ。
日本のそこかしこに「ある空気」が静かに蔓延し、
多くの人々がその事に何の違和感も感じていない、
その事に僕は怖さを感じるのだ。

タグ:9条の会
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2008年02月29日

ブルー・パシフィック

イージス艦あたごと漁船の衝突事故について
僕は今までブログで触れることをあえてしてこなかった。
軍隊大嫌いな僕が何を書いても
結局防衛省・自衛隊批判になることは目に見えているし。
そんなものは
他のブログで優秀なエントリがいくらでもあるし。

でも、やっぱり我慢できず。
少しだけ触れることにします。

「いちばん苦しんでいる人のため、私は職務を全うする責任がある」
と石破防衛大臣は言っているが、
残念ながら、あなたにその資格はないよ。
出てくる話しがこれだけ事実と違っていると、
もっとはっきり言ってしまえば、
嘘だらけだと
防衛省のトップたるあなたに
防衛省及び自衛隊を改革する能力、
まともな組織運営をする能力が欠けていると判断せざるを得ない。
石破大臣が直接関わっているとされる事柄に関しても
発言内容が二転三転しているのだから…。

道路特定財源に関する国交省のゴタゴタを含め、
いや、
それ以前の、そして現在進行形でもある年金問題も含めて
最近の自公政権はあまりにも酷すぎる。
政策に賛成・反対以前に、
もっと根本的なところで
組織として壊れている。
いや、もう「国」そのものが壊れているのだろう。

自民・公明両党は民主党を指し
「政権担当能力がない」とよく言っているが、
それこそ「オマエが言うな」である。
posted by キョー at 19:24 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

NHKに捧げる歌

橋下大阪府知事がNHKに絶縁状とか言うから
一体何事かと思ったら
番組に30分遅刻して出演して
「30分遅刻で到着されました」と紹介されて
「私の責任ではない。公務があったので。最初から時間には到着できないと申し上げていた。」
とキレた、と。

さらに予算の話しになったとたん
この場では全然関係のないはずのインサイダー疑惑を持ち出して
論点をすり替える。

更にさらにその後の記者会見で
「もうNHKのスタジオ収録には出ない」
と発言。

なんという脊髄反射。
伏線は色々とあったのかもしれないが、
対応の仕方があまりにも稚拙。
ただの子どもにしか見えない。
こんなんでよく弁護士が務まったもんである。

いや、もしかしたら確信犯かもしれないが…。
大きな支持を集めながら政策を推し進める上で、
意図的に「敵」を作るのは昔からの有効な手段だからだ。

小泉純一郎が「抵抗勢力」という「敵」を作って
熱狂的とも言える支持を集めたのは記憶に新しい。
石原東京都知事もそうだ。
己の政策に異を唱える者に対しては
レイシスト的な(いや、彼はレイシストそのものなのだが)発言を浴びせ
攻撃。
そんな石原に都民はもう何期にもわたって都政を任せている。

橋下府知事はNHKを指して
「黙ってても金が入ってくる組織」と言った。
「黙ってたら金が出て行くばかり」の大阪府と
見事なまでの対照を描き出してみせたのだ(褒めているのではない)。

不祥事続きのNHKにケンカを売ったカタチの橋下に、
案の定支持の声が集まっているようだし…。

で、「子どもが笑う街」をマニフェストに掲げていた橋下府知事、
子育て支援事業を凍結、
更に小学校に学力別クラス導入を検討していることを明らかにしたようだ。

僕が記憶する限り、橋下徹と言えば「子どもが笑う街」というくらい
子育て環境の改善を前面に押し出していた筈だが、
早くも公約のひとつを翻した形だ。

学力別クラスに関しても同じ。
小学校の頃から学力による競争に晒され、そしてふるいにかけられ
子どもは果たして幸せなのだろうか。
学力だけじゃない、人間は多面的であり、
多面的であるが故にある面では共感し、または認められ
またある面では葛藤し、
摩擦を起こしながら
人と人との間で社会性を獲得していくものではないのか。

だいたい、今の世の中「競争、競争」とうるさすぎる。
「競争しない自由も認めろ!」と言えば
「オーケー、わかった。そのかわりオマエの取り分はないぜ」
と返される程の競争社会。
そしてそれを「資本主義社会では競争が原則だから仕方ないさ」
と多くの人々が納得してしまう程の競争社会。

だが、多くの場合、最初から勝負はついている。
今、日本中を席巻している郊外型巨大ショッピングモールと
その煽りを受けてシャッター街と化した昔ながらの商店街を見れば一目瞭然だ。

「自由競争なんだから商店街が淘汰されるのは仕方ないじゃないか」
と多くの人は言う。
でも本当にそれは「競争」なのか?
大資本を投下して広大な敷地を買い取り
巨大な建物を建て、
何千台もの車を収容する駐車場を完備。
豊富な格安商品を揃える
巨大モールに個人経営の商店が太刀打ちできる訳がない。

規制緩和がなされた時点で勝負はついていたのだ。

話しが橋下府知事から思わぬところへ行ってしまった。

そもそも、橋下府知事の言う「公務」とは何だったのか。
橋下府知事はこの日、東京都庁を訪れ石原都知事と会談している。
ニュース映像を見たのだが、
それはそれは嬉しそうに石原にヘーコラしていて
(少なくとも僕にはそう見えた)
石原のありがたいアドバイスだか何だかを頂戴した際は
「何年かぶりにノートをとりました」とその嬉々とした心情を表した橋下府知事。
(何年かぶりって、それはそれで問題あると思うのだが…。それとも彼一流のジョークなのかな?)

確かにあれも大事な公務ではあるのかもしれないが、
あのニュース映像を見たあとでは
胸はって「公務ですから!」と言われても
えも言われぬ気持ちになるばかりなのだ。
タグ:橋下徹
posted by キョー at 18:27 | TrackBack(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月12日

許されざる者

参院で否決された新テロ特措法案が
衆院であっさり再可決された。
これにより新テロ特措法が成立。

アメリカに対する給油活動に賛成する人がよく言うのが
日本は中東からの石油の輸入に多くを依存しているのだから、
全く協力をしないというのはいかがなものかというもの。

その大義名分の上に
日本はイラクにおける10万人にも及ぶ市民の虐殺に手を貸し
そして今日も
スタンドに掲げられたボードを見て
「あー2円あがったよー」
「お、今日は安くなってる」と一喜一憂するのだ。

だいたい、
国際社会から孤立するだの
非難を浴びるだのと政府は言っている訳だが、
自衛隊が給油活動から撤退して数ヶ月の間
日本がいつ孤立した?
いつ非難された?

それとも下品極まりない脅し文句に過ぎなかったのか?

「国策」だとか「国益」だとかの名の下に
僕たちの知らない所で
見も知らない人々が次から次へと殺され続けている。

ほんと「国家」ってものはろくでもない。


んで、小沢一郎。
たぶん僕は一生この人の
政治理念というものを理解できないだろう。

posted by キョー at 16:07 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月20日

日本発狂

ここ数日、というかもう数週間?にわたる
政府の動きには、
もう呆れるばかりで言葉もない。

年金問題に関する福田総理、町村官房長官、舛添厚労相の発言。
なんなのだ。あれは。
「公約」というのはそれ程軽いものなのか。
「エンドレスですよ」?
威張って言うことか?バカ。
私たちの人生はエンドレスではないのだ。

日本は社会保障制度が未熟なばかりか、
未熟なりにも存在する制度が完全に破綻している
そういう国なのだ。

一般労働者の賃金は減少傾向、
負担ばかりが増えていく今、
未来に対しての僅かな希望さえ
私たちは奪われたのだ。
国家によって。

一方でハワイ沖で成功したという
ミサイル発射実験。
「発射試験の成功は、弾道ミサイル防衛を含む緊密な日米防衛協力の象徴」
と政府は言うが、
「集団的自衛権の行使」の問題はどうなったのか。

おそらく莫大な金がかかったであろう
今回の実験。
費用対効果について聞かれた石破防衛大臣は
「人命が救われることをお金ではかれるか。
”こんなに高いじゃないか”という話は
議論としてやや不正確でエモーショナルなものになりやすい」
とコメントした。

おまえが言うな。
金がない、コスト削減などと言って
社会福祉・社会保障分野からどんどん金を引き揚げているのは
どこのどいつだ。
その一方で憲法上問題があるとされる
「集団的自衛権の行使」を無視して
莫大な金をつぎ込み
「成功だ」と喝采をあげる。
自分たちがやっていることが
どこかおかしいとは思わないのか?

本当はもっと色々と書き殴りたいことがあったはずなのだが、
とにかくこの国は明らかにおかしい。
右とか左とかじゃない。
なにかもっと根源的なところで狂っている。

この数日ほど
「日本はこのまま壊れてしまうのではないか」
そう強く感じたことはない。

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2007年11月05日

Kill the King

今回の自民・民主の大連立構想に対してもうひとつ。

なにやら密室での党首会談と大連立構想のお膳立てをしたのは
読売グループのドン、渡邉恒雄だったという話があちこちで聞かれる。

もし、この話が事実であったとすれば、
これもまたとんでもない話である。

いかに天下のナベツネと言えど、
たかだか一マスコミグループのトップというだけの人物だ。
その爺さんが現職の総理総裁と野党第一党のトップを同じ場に引っぱり出し、
密室において、内緒話というにはあまりにも重大な、これまでの流れを大きく転換しかねない話し合いをさせる……。

なぜ、そんなことができるのか。
繰り返すが、渡邉恒雄は「読売グループのトップ」というだけの人物だ。

ナベツネがこんなことをできた点においても、
また、この事が報道される時に、ナベツネに対し、或いはナベツネがこれだけの権力を握っている事を許しているこの社会に対し、さほどの批判・疑問が起きない点においても、
この国の「異常」がはっきり浮き彫りになっていると私は思う。
posted by キョー at 21:33 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月04日

LOVE AFFAIR〜秘密のデート

民主党・小沢代表が記者会見で辞意を表明したという。

開いた口がふさがらない、
呆れてモノも言えないというのは正にこの事である。
小沢代表ひとりで国政を引っ掻き回しているとしか思えない。
流石「壊し屋」の異名を持つだけある。

いわゆる左派ブロガーの間では、それでも民主党及び小沢代表を多かれ少なかれ擁護するような論調が少なくない。

しかし、そもそも密室での党首会談に応じる必要が何故あったのか、その始まりからして全く納得がいかない私は、どうしても民主党に対して批判的になってしまう。

或いは、元々からして民主党に対し「信頼感」というモノをほとんど持っていないから、「それみたことか!」と頭に血が上っているのかもしれない。そこは謙虚に自らを省みる必要があるだろう。頭に血が上ると物事を単純化して考えてしまうのは、私の悪いクセだ。

しかし、それでも密室での党首会談に応じ、連立提案話を党内に持ち帰り、挙げ句の果てには突然の辞意表明という、どう考えても不必要としか思えない混乱を生じさせたことは、紛れもない事実であろう。

参院選後、ここ数ヶ月の政治の流れを一気に変えてしまった小沢代表の罪は重い。
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2007年11月03日

二人ぼっちの世界

参院選直後から自民・民主による大連立の可能性はまことしやかに囁かれていたが、
まさか本当に連立に向けて両党首が動くとは…。

私は元々、民主党に対して信頼を寄せることは出来ずにいる。

先の参院選では「反自民」を旗印に掲げ、元々は左派的な考えの人だったり、リベラル寄りの人を含め、多くの支持を獲得した民主党。

しかし、今までの民主の政策案や主張を見れば、自民とそれ程違いがあるとは到底思えなかったし、それどころか自民と比しても過激なネオリベ的、あるいは前時代的な思想が見え隠れしていて、さらにそれに加え、護憲派から改憲派までが入り混じる民主党には、どこか正体不明な薄気味悪さを覚えていた。

だから、私個人としては、あの参院選の結果を「自民惨敗」ということだけで素直に喜び、受け入れることは到底できなかった。

だが、それでも圧倒的な「民意」の支持を受けた民主党が、少しでも自民暴走の歯止めになり得るのではないか、という一縷の望みを抱いたのも事実である。あれだけの「反自民」の民意を簡単に反故にするのは、いくらなんだってリスクがでかすぎるって事くらい、民主だって当然わかっているだろうと思ったからだ。

ところが、参院選からたった数ヶ月でこの事態である。

小沢がなぜ福田首相との密室での党首会談に応じたのか、なぜその場ですぐ断らないで一旦党に持ち帰ったのか。さらには小沢が連立に向けて党内を説得しようとしていたという驚くべきニュースも入ってきた。

「民主・小沢氏、早い段階から連立に前向き」(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071103i101.htm?from=main1

今回は民主党の拒否ということでとりあえずは決着した。

当たり前である。

大連立などしたら、それこそ日本の民主主義は本当に死ぬ。

大連立の大義名分として「ねじれ国会で、様々な法案が通らなくなり、国の機能がストップしている。この状況を打開するため」という事が言われている。

誠に、誠に結構な話ではないか。
今までが何でもかんでもポンポンと簡単に通りすぎていただけの話である。
ぜひ、国会議員の皆さまの叡智を集結させ、人々が暮らしやすい国になるよう、存分に話し合いを重ねていただきたい。

話がズレてしまった。
今回はとりあえず大連立は成立しなかった。

しかし、これは始まりに過ぎないのではないか。
民主にとって今回の事態はかなりの打撃であろう。
党内は揺さぶられ、党首も揺さぶられ、近い将来予想される解散総選挙に向け、ただでさえ一枚岩とは到底言えない党内はまとまることができるのか。
今回の事をきっかけに元々自民党的な資質を持つ議員たちが自民に合流することは有り得ないのか。

民主党に対し、改めて様々な疑念を感じずにはいられない。


posted by キョー at 19:37 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

Living with War

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070827i104.htm?from=main1
防衛省、人材確保に民間からの「レンタル移籍制度」
 防衛省が、民間企業の若手社員を自衛隊に2〜3年の期限付きで入隊させる「レンタル移籍制度」の創設を検討している。


 人材確保策の一環だが、背景には自衛隊の若手教育に対する企業側の期待もある。同省は、今年度中にも民間企業などに意向調査を行い、試行につなげたい考えだ。

 自衛隊は精強な部隊を維持する上で若手隊員を確保する必要があるため、陸上自衛隊では2年、海上、航空各自衛隊では3年の期限で勤める「任期制自衛官」の制度を設けている。応募資格は18歳以上27歳未満。高校卒業者を中心に毎年1万人前後を採用し、数回の任期を経て、毎年5000〜6000人が退職する。

 しかし、最近は、景気回復に伴って民間企業志向が強まっているほか、大学進学率も高まり、高卒者の確保が年々難しくなっている。また、少子化に伴い、募集対象年齢の人口が減り、人材確保は将来的にさらに厳しくなると予想される。

 そこで同省が着目したのが、プロサッカーで普及しているレンタル移籍。民間企業の内定者や若手社員、他の公的機関の若手職員を2〜3年の任期制自衛官として受け入れ、任期満了後に元の職場に戻す仕組みを考えついた。身分は通常の自衛官と同じで、訓練内容も変わらない。入隊後は数か月間の基礎教育を経て全国の部隊に配属され、災害派遣など実際の現場での活動を想定している。

 この制度を後押ししそうなのが、企業で高まる「自衛隊人気」だ。自衛隊は企業研修に協力する形で、3〜4日間の社員の体験入隊を受け入れている。こうした人たちは年々増え、昨年度の陸自体験入隊は約1万5000人。企業からは「団体生活を経験して社員の意識が向上」などの声が寄せられている。任期制自衛官が退職後に就職した企業の人事担当者からも「自衛隊経験者は規律がしっかりしていてまじめ」と評判が高いという。

 同省は今後、民間との給与格差をどう解消するかなど、レンタル移籍制度の具体的な方法を検討する。ただ、体験入隊と異なり、入隊期間が2〜3年の長期に及ぶことや、自衛隊で学んだことが企業などに戻った時にどう生かせるかなど課題も多い。同省は「民間企業と人材確保で競合するのではなく、双方のニーズをうまく組み合わせた制度ができれば」と話している。

(2007年8月27日14時35分 読売新聞)

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防衛省が自衛官の人材不足を解決する為に民間企業の若手社員を2〜3年の間レンタルすることによって人材の不足を補うことを検討しているという。しかも今年度中の試行を目指すらしい。
あちこちで言われているように、これは「徴兵制」と同等のものだ。いよいよ日本はここまで来てしまったのだ。いや、そんなことはとうの昔に解っていたのだが。

国家権力というものを基本的に信頼しない、常に疑いの目を向けることをやめない人々は、ずいぶん前からこの国が戦争に向かって突き進んでいる、あるいは既に戦時下にあるということを繰り返し繰り返し主張してきた。

しかし、それに対し、国家が大好きな人々、権力に従順で、国は常に私たちを守ってくれる、だから私たちはそんな国に対して忠誠心を持たなくてはいけないと疑いなく信じている人々、あるいはそこまで意識せずともなんとなくそんな気分を持っている人々は、そんな言葉をさんざん嘲笑ってきた。国旗・国歌法、有事法制、周辺事態法、イラク特措法、次から次へと法律が定められるたびにあがる「このままでは戦争のできる国になる」「軍靴の足音が聞こえる」という声を嘲笑ってきた。「この先に待っているのは徴兵制だ」という声に対しても「戦争もハイテクの時代で兵隊なんてそんなにいらないんだから、徴兵制なんてあるわけないだろwww」と、時代の流れを危ぶむ声を「バカか」と言わんばかりに蔑んできた。

その結果がこれである。既に報道などによって北朝鮮、中国、韓国に対するあからさまな嫌悪、差別の燃料は日本中にバラまかれている。イラク戦争で「ヒゲの団長」といわれた国会議員は現地でシビリアン・コントロールを軽んじる行動をとろうとしたことを認めている。
3年後、日本国憲法が改定されたらどうなるか。少しでも国際関係、特に東アジアのバランスが崩れれば、この国が容易に戦争に足を踏み入れるということは、当然想像できるはずだ。

そしてその時は私や貴方が個人としての尊厳をまるっきり顧みられないまま、戦争を遂行して行く為の国家の駒として殺し殺され、私や貴方の周りの大切な人々が殺し殺される。海の向こうでも同じことが起こる。国家が私たちを守ってくれるなんて幻想だ。いざとなれば国家なんていうものは私たち市民をいとも簡単に見捨てるものだ。人間の歴史が証明している。それは裏を返せば、私たちが命をかけて守るべき国家なんてものも存在しないという事を意味する。私たちが守るべきは「個人としての尊厳」だ。それぞれがそれぞれの日々を暮らし、大切な人たちとささやかだけど大切な時間を分かち合うこと。戦争国家はそんなモノさえもいとも簡単に奪い去っていくだろう。「それぞれが…」なんていう考え方が戦争国家にとってはいちばんジャマなものだから。戦争を遂行するために国民を効率よく統合していく…共謀罪がその最たるものだ。

この国は確実に戦争に突き進んでいる。個人を奪い去ろうとしている。もし、この期に及んでなお想像できないのであれば、それこそが「平和ボケ」というのだ。
posted by キョー at 19:15 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月23日

人として

昨日の朝、フジテレビの「報道2001」を見ていたら、原子力業界のおエラいさんらしき男がとんでもない発言をしていた。
(後で調べたら、日本原子力技術協会理事長の石川迪夫とかいう人らしい)

報道2001なんて普段からまともに見てないもんだから、今日もとりあえずつけておいたという感じで、最初は全く気づかなかった。だから、発言の内容は100%正確ではない。だが、ニュアンスとしてはそうズレてないはずだ。

とりあえずテレビをつけておき、だが視線も思考も新聞記事に注がれていた私の耳に衝撃的な言葉が飛び込んできた。
「原子炉はよく頑張りましたよ」
「はぁぁぁぁ?」とテレビ画面に目を向けると見た事もないおっさんの姿。
彼は重ねて「よく頑張った」と強調した。
頭が混乱する。開いた口がふさがらないというのは、こういう事を言うのだろう。
ここの所の相次ぐ閣僚の失言・暴言にやや慣れてしまった感もある私の口をアングリと開けさせたのだから大したものである。

そうやって混乱している間にいつの間にか六ヶ所村の話へ。原子燃料サイクル施設があることで有名な青森県六ヶ所村だが、その昔、この男が六ヶ所村へ視察だか何だかで行くことが決まった時、「あそこへ行ったら奇形児が生まれるから、鋼のふんどしを締めていけ」と言われたという。
たとえこれが身内同士の下品なジョークであったとしても……。
そういうジョークが成立する背景はなんだったのだろうか。
その事を考えると、それこそハラワタが煮えくり返る思いがする。
彼らは六ヶ所村に住む人々を何だと思っていたのだろうか。
六ヶ所村に暮らし、日々を生きる人々に対する明らかな蔑み・冒涜が滲み出ている。
「危険はない」と口では言いながら、裏では臭い息を吐きながら下衆な笑いを浮かべていたのだ。

さらに、この男は言った。
「原発が100%絶対安全だとは言っていない」
嘘を吐くのもたいがいにした方がいい。
この前のエントリでも書いたが、彼ら原発推進派は反対派や不安を抱く人々に対し、「原発は絶対安全です」と繰り返し繰り返し言ってきた。
「放射能漏れはあったが、環境・人体に対しても影響がないレベルで、これくらいの放射能漏れはあるものだ」というような事も言った。
「これくらいの放射能漏れはあるもの」だって?
その事について、一度でも一般市民に対して広く伝えたことがあったか?

こんな事をヘラヘラとした薄ら笑いを浮かべながら、この男はのたまっていた。
まさに御用学者の見本のような男。

結局またもや国家の嘘、そして人間を人間と看做さないクソのような心性が暴露された訳だ。

吐き気を催すほどの人間蔑視・人命軽視がこの国を動かす者たちの間には横たわっているのではないか、と感じざるを得ない。
posted by キョー at 06:24 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

サマータイム・ブルース

まず、今回地震に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、今回の地震で改めて「原発」という問題が浮き彫りになったように思う。
海外のメディアでは軒並み大きく報道されているにも関わらず、日本国内では不自然な程に申し訳程度の報道に終始している柏崎刈羽原発の件。更には当初は「小さな火事があっただけ」という発表であったと記憶しているのだが、そのあと「実は…」「実は…」と次から次へと被害状況が大きくなる一方で、結局「放射能漏れ」という重大な事実が明らかになったのだ。これでは、政府発表・東電発表を信用しろというほうが無理と言うモノだ。

普段はエントリタイトルの解説などしない当ブログであるが、今回は説明させていただく。今回のエントリのタイトルはRCサクセションのアルバム『カバーズ』収録の「サマータイム・ブルース」からとった。86年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに巻き起こった反核・反原発のうねりの中で発表されたアルバムで、「サマータイム・ブルース」はその中でも最も直接的に反核・反原発について歌っている。
この頃の原発推進派・賛成派の言い分としては「絶対に安全」「現実的に考えて原発は必要だ」というものだったと記憶している。
今回、その言い分は完全に崩れ去った。「絶対に安全だ」というのは嘘っぱちだったし、その嘘八百の挙げ句、「放射能漏れ」という現実が今我々の目の前で起きている。

更に恐ろしいのは冒頭で述べた不自然な程に情報が少ないということだ。しかも僅かに出てくる情報は正しくないものばかり、という異常さ。周辺に暮らす住民が多数いて(もちろん放射能漏れの程度次第では、問題は「周辺」どころか地球規模にまで広がる)、迅速かつ正確な情報公開が求められる状況であるにも関わらず。
いったいどこの情報統制国家かと思うほどである。

こういった現実を目の当たりにすると、「国家が国民を守るなんてのは幻想に過ぎない」という思いをより強くする。国家的なるものの前では私たちの命など塵のようなものなのではないか。
タグ:地震 原発
posted by キョー at 21:51 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

Complete Control

自衛隊による国民監視活動が発覚

なんという国になってしまったのだろう。イラク派兵反対、消費税増税反対、医療費負担増反対、年金改悪反対、春闘、小林多喜二展などの取り組みに対して、自衛隊が組織ぐるみで監視活動をしていたことが発覚した。
政府や大企業にとって都合のよろしくない運動を軍隊が監視していただなんて、一体どこの軍事独裁国家、恐怖政治国家なのか。

そして、この問題が発覚して何日かたった今日現在、目立った反応がまるで見られないこの国は、どこまで腐っているのだろうか。
メディアも、市民も、黙りをきめこむ事によって自衛隊による市民監視を黙認している。

案の定、ネットの世界では「反日活動をするサヨクのようなヤツらは監視されて当たり前」「反日活動は日本の国益に反するんだから当然」というような声が少なくない。
ちょっと待ってくれ。俺たちがお上に対して異議を唱えることは当然の権利なんじゃないのか。そこには「サヨク」も「反日」も「ネットウヨ」もない筈だ。そこは「民主主義」の最低ギリギリラインの筈だろう。
それなのに「反日」がお嫌いな方々は、ただそれだけの理由で「ざまぁみろ!」という態度をとっている。完全に他人事だ。なんて浅はかなんだろう。

そして相も変わらず、「反モラル的」とされる一個人のブログ、SNSの日記を発見すれば「祭り」「突撃」と称して集中的な書き込み攻撃を行い、マスコミ、警察に対してタレコミ電話を入れ、社会的に抹殺する事に精を出している。「正義」「許せない」「ただ面白いから」等いろいろ理由はあるだろうが、その「私警団ごっこ」の気持ち悪さ、市民が監視し合う異常に思いが至らないという、この無邪気さは何なのか。

話が多少飛んだが、最後に、今回の件は「共謀罪の先取り」という一面があるという思いも抱かざるを得ない。軍隊までが法律のお墨付きを得て、本格的な市民監視活動・弾圧に乗り出せば、そして、市民がすすんで互いを監視し通報を繰り返す状況がネット社会から現実の世界へ溢れ出せば、その時こそ日本に暗黒社会が到来する。その準備はもう万全だ。
posted by キョー at 12:53 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月17日

好きと嫌いの境界線

東京都知事選に絡む、ここ何週間かにわたる所謂リベラルと呼ばれる側のブロガーたちの対応に失望している。

政策を軽視し、ただ石原慎太郎を引きずりおろす事一点のみに執着し、更には既に立候補を表明し政策を発表していた候補者に対し、批判の集中砲火を浴びせる。曰く「反石原の票分散を防ぐため、立候補を取り下げるべきだ」云々。「政策」のみを見れば、彼らリベラル系(?)ブロガーと極めて近しいものを持っているにも関わらず、だ。

私個人に関しては、浅野氏に対し、具体的な政策を発表する以前に積極的な支持を表明する気には全くなれなかった。あたりまえである。私は彼が宮城で何をなしえてきたかを知らないし、東京で何をしようとしているのか知らないのだ。

私だって以前から何度かこのブログで表明してきたように、石原慎太郎を都知事の椅子から引き摺りおろしたいのはやまやまである。しかし、浅野氏が何者かを知らないままに彼の何を支持すればいいというのだろう。「小異を捨て、大同につけ」という論調もいくつか見られたが、そもそも何が小異で、何が大同なのかが解らないのだ。

ただただ石原を引き摺りおろしたいという「情緒」に走るのであれば、彼らリベラル系ブロガーが毛嫌いしていた、石原・小泉及びその支持者たちとどれ程の違いがあるというのか。

一昨日、浅野氏はようやくマニフェストを発表した。ここで初めて判断材料が揃った訳だが、正直もうどうでもいいという気持ちだ。ここ数週間のリベラル側の「戦略」重視、「政策」軽視の論調にはほとほと嫌気がさした。

今更ながら思うのは、日本全土を覆ったあの小泉フィーバーの熱は、リベラルをも含めた私たち一人ひとりの身体から発せられていたのだという事だ。私たちが求めた「怪物」だったのだ。今回の都知事選をめぐるリベラル側の立ち居振る舞いにそんな事を強く感じた。
タグ:都知事選
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2007年01月04日

NOと言える男

全国主要企業アンケート 「景気は拡大」9割なのに… 賃上げ検討1割未満
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070104-00000001-san-bus_all

いいなぁ。いいなぁ大企業。
バブル以来のこの世の春を謳歌ですか。
いいなぁ。
賃上げ検討しないどころか
この先ますます非正規雇用の労働者をこき使いまくって
さらに正社員に対してはホワイトカラーエグゼンプションを導入して
企業だけはますます潤うわけですよ。
いいなぁ。

俺ね、もう決めた。
もうね、この国が北朝鮮に攻め込まれようと中国に侵略されようと
俺知らん。
俺ね、今までいろいろと書いてきたけど、
いざどっかの国が攻めてきたら、
いや、仮定の話ですよ?
もしどっかの国が攻めて来たら、こんな非国民の俺でも立ち上がるかなぁ…、
立ち上がるかもしれないなぁ…、
「この国を、守る」とかなんとか扇情的なコピーに酔って
よし、俺も一発、誇り高いニッポン男児として…
なーんてことになるかもしれないなぁって思ってたんだけど
もうね、ない。
知らんよこんな国。
どうにでもなってもらって構わん。
だって俺ら全然守られてないじゃん。
企業と、その企業にベッタリの政府は俺らのこと守る気さらさらないじゃん。
いかにして庶民から搾り取るかしか頭にないじゃん。
そんな「日本」っていう国をなんで俺が守ってやらなきゃいけない訳?
俺、やっぱこんな国愛せないよ。
ごめんよ、安倍さんちの坊っちゃん。

という訳で投げやりなエントリで申し訳ありませんが
今年もよろしくお願いします。
posted by キョー at 19:15 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月10日

限界労働

小泉メルマガ・首相官邸HPに年間7億。

はぁ、7億かぁ…。
ネット上ではそれこそ賛否両論飛び交っているみたいだが、
私の意見は至ってシンプル。
「そんなもんに7億も使ってんじゃねぇ!」

まったく、金がない金がないと言って福祉分野の予算を次から次へと削っている一方で
こんなくだらん事に7億もの大金をつぎ込む金がよくあったものだ。

(「くだらない」という事にも異論があるかと思うが、福祉予算削減は直接人の命に関わることなのだ。どちらがより「重要度」が高いか考えれば、こんなことに7億もつぎ込むのはやはり「くだらない」というしかない)

ネット上の賛成の声の中には「セキュリティ、確実な運営、作成を担当したIT関連の労働者の報酬を考えれば7億でも安いくらい」というものもあったが、
おいおい、冗談じゃねぇぜ。
あんたらは知らないかもしれないが、障害者授産施設で毎日せっせと働いている障害者の1ヶ月の報酬は1万かそこらなんだ。1万だぜ!
さらに障害者自立支援法によってそこから施設の「利用料」とやらを抜かれるんだ。
いや、「抜かれる」ってのは適切な言い方じゃないな。
なぜならその「利用料(食費を含む)」ってのは約3万だから。
3万!
考えてもみてくれ。
私たちがもし今働いている職場から「職場の利用料をいただきます」などと給料以上の「利用料」を請求されたら……。
なんだか自分で書いていて思わず笑ってしまったが、
それ程アホな法律の下で障害者たちは死刑台の上にじりじりと追いつめられている。
障害者年金が支給されるとはいえ、そんなもの高校生のアルバイト代に毛が生えた程度のものだ。

こんな現実を考えれば
「7億?高すぎるわボケ!」
と私は言わざるを得ない。
posted by キョー at 21:15 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月18日

素晴らしき世界旅行

石原慎太郎、外遊費用総計2億4千万。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-11-16/2006111601_03_0.html

私がもっとも嫌悪する男、石原慎太郎が都知事就任から現在まで、合計19回のなんちゃって海外出張で合わせて2億4千万円もの税金を使い込んだという。
 まったく福祉や教育の現場から次々と税金を引きあげる一方で、自分は贅沢三昧の観光旅行か。
たいしたマッチズモ野郎である。
 この件に関して「貧乏人のひがみ」だの「政治家や公務員が優遇されるのは当たり前」だのと寝言を言っているブロガーもいて全く困ってしまうのだが、石原を支持するヤツらっていうのは結局、さも勇ましそうな石原の言説に酔って、あたかも自らも強者にでもなったかのように錯覚し気持ちよがっているだけだろう。だから「社会的弱者」と呼ばれている人々に対して想像力が及ばないし、「ひがみである」というような幼児レベルの脊髄反射的な言葉がポンと出てくるのである。「考えること」を放棄し、ひたすら「言葉」に泥酔する悲しい人間像が浮かび上がってくる。
 大多数の人間は世間一般に言われるところの「勝ち組」には絶対になれない。今はそれなりの贅沢ができているとしても、それは砂上の楼閣の如きものにすぎない。「ホワイトカラーエグゼンプション」に見られるように、政治家や資本家どもは貧乏人から搾り取るだけでは物足りないらしく、年収400万以上の層にまで本格的に搾取の手を伸ばそうと画策している。

 さて、話がずれてしまった。石原を今なお支持し続けている奇特な東京都民の皆さま。御愁傷様。あなたたちは石原の贅沢三昧に手を貸しているに過ぎなかった。その「民度」の低さには呆れるばかりだ。そしてそれは金持ちの手先ばかりを国会に送り込んでいる私たちも同じだ。私たちは何度過ちを犯せば気づくのだろうか。それほどに私たちは学習能力のない「阿呆」なのだろうか。恥ずかしかったら、悔しかったら、次の選挙で「別の答え」を私たちは探さなければならない。
posted by キョー at 20:03 | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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